(7)遂行機能の分類 [障害者として生きる]
脳血管性うつ病について(7)遂行機能の分類
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■遂行機能の分類
遂行機能の概念を、神経心理学の立場から定義したのはレザックです。
レザックは遂行機能を4つに分類しました。
1.目標の設定をし
2.計画の立案し
3.目的のある行動もしくは行動を計画的に実行し
4.効果的に行動する
の4つの働きであると定義しました。
◆目標の設定には、
何をしたら良いのかを決め目標を明確にする能力が必要です。
◆計画の立案には、
目標を達成するために必要な手段、技能、人物などを決定する能力や、必要なものに重きを置き取捨選択することが必要です。
◆計画の実行には、
行為者が正しい順序で、かつ、まとまった形で行動を開始し、維持し、変換し、中止する能力が必要です。
◆効果的に行動するためには
自分自身の行動を監視し修正し調節する能力が必要です。この4つの機能のどれか一つでも欠けると目的ある行動を行うことができなくなります。 こうし遂行機能は人間特有の高次機能であると言われています。
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脳損傷における高次機能障害は、遂行機能の障害でもあると言う事であり、遂行機能は1.目標の設定、2.計画の立案 3.目的のある行動もしくは行動を計画的に実行4.効果的に行動するの4つの働きであると言う事です。
これらのどの段階、部分がどの程度の障害を負っているのかを知るのは大切なことです。
次回は、遂行機能の評価方法です。
それじゃ~また。
【同病の三本松のおじさんの一言】
サラリーマン時代はPLAN-DO-SEEを一つの連続するサイクルととらえより高い成果を得る手法を叩き込まれましたが、今はそんなの関係なしに日々の生活の中で何気なくやってるのですね、楽しみつつ薄笑いをしながらね。
【返信】
リハビリ室ではそれも形式的で、実質的なサイクル皆無。ただハンコ押すだけ。これには正直ぶったまげました。今は直観と天の啓示を楽しんでます。
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