三好春樹 著「専門バカにつける薬」(2)95%の諦めと5%の希望 [お勧め本]
1992年初版と多少古いのですが、今回、三好春樹 著「専門バカにつける薬」の2回めです。Amazonでは、在庫希少で高額になる場合があります。図書館で探していただければ。
- 作者: 三好 春樹
- 出版社/メーカー: 筒井書房
- 発売日: 1992/12/01
- メディア: 単行本
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そもそも私たちの生活は「95%の諦めと5%の希望」ではないのか 95%という現実に目を向けない希望は虚しかろう。
諦めることによってその先別の希望の灯をともす。ただし5%をちゃんとやってくれるから95%があるのである。 病院でやるだけのことはやってくれたという気持ちになるからこそこの障害を持ってどう生きていくかという生活の課題と向き合うのである
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重度障害者となった私の身体が、障害のない元の身体に戻ることは、ほぼないでしょう。
ただ希望は捨てていません。
ここで述べられているように、95%の諦めと、5パーセントの希望も持ってることが大切だと思います。
100%諦めたとなると、もうリハビリをしようなどという気は起きないと思います。5%でも希望を持っているからリハビリを継続できるのです。
ただし希望が大きすぎると、日々の懸命のリハビリにもかかわらず、機能改善が一向に見られず、絶望も大きくなり、これまたリハビリを続ける気力をなくしていくと思います。
やはりここで言う95%の諦め、つまり現状を受け入れる態度と5%の希望捨てない気持ち。これがやはり大切だと思います。
それじゃ~また。
こんばんは。
そうですよね、期待が大きすぎるとあとでやる気をなくす方はいます。
meganesaru707 さんのように、現状を受け入れる態度と5%の希望捨てない気持ちが大切だと思います('◇')ゞ
by ピストン (2019-01-10 01:04)
ピストンさん、コメントありがとうございます。
慢性期の日常生活にうまくリハビリを取り込まれている方は「受け入れ」と「希望」のバランスを上手に取られている気がしますし、何より雰囲気に明るさがあります。
by meganesaru707 (2019-01-10 06:38)
おはようございます。
私は今の身体になって10年経ちます。病後2年リハビリに励み、復職しました。その時点で私は障害を持って生きて行くんだと決心し、治らないものは治らないと割切り、障害者スポーツ(水泳)に励みました。
私は家系的に代々脳血管障害の血を引いているようで(医師は否定しますが)、この手の障害者が身近にいたかもしれませんが、諦めは早かったです。
まあ、皆さんは希望を持ってリハビリを続けて下さい。私は動く側だけを徹底して、更に活躍できるように頑張ります。
でも不思議に患側も影響されて少しずつ動くようになるんですよ。
人間の身体って不思議ですね。
では
by ネロ (2019-01-10 09:01)
健側の運動が、麻痺側に作用するとはよく言われますが、ネロさんの場合は良い影響ですね(^^)/
ただ、連合反応(非麻痺側の筋肉を使いすぎると、麻痺側の筋肉が無意識のうちに突っ張る「痙縮(けいしゅく)・痙性」が起きる)人もありますので注意する必要もあります。私はこれでした。
結局、麻痺の程度や脳の損傷部位によって有効なリハビリのやり方は違っていると思います。リハビリは、「人を見て法を説け」の世界だと私は思っています。ですから難しいし、様々な人の情報が必要です。
by meganesaru707 (2019-01-10 10:02)
返信、ありがとうございます。
まさに、おしゃる通りですね。障害は人それぞれ違いますから。
いま私は患側のしびれが酷く困っています。しびれが出るから動かさないと云う人もいますね。
でもプールに入ると水の圧迫や何かでしびれが緩和されるようで、また泳いでいる最中は必死になりますから、その影響もあって水泳は止められません。
追伸 間もなく2度目の定年を迎えるに当たって、左手だけでピアノに挑戦してみようと思っています。へへへ、乞うご期待のほど。
では
by ネロ (2019-01-10 11:58)
ピアノですか、それは大変楽しみです(^^)/
私の場合の水中歩行は、始めたばかりで、現時点で効果の有無はわかりませんが・・。
慢性期の方々の様々な体験が、同病者の参考になると思います。またネロさんの体験お教えください。
by meganesaru707 (2019-01-10 12:32)