トッレドミルによる歩行リハビリを始めて約1年6カ月が経過しました。
最大の効果は意外な事に「身体のバランス」がすごくよくなったことです。特に手すりを持つ位置を横から前に変えたことで、著しくよくなってきました。
特に効果を実感するのは車を運転した時です。カーブなどで身体が左右にぶれなくなって姿勢が安定し、運転が非常に楽になってきました。
その他には、室内での杖なし装具なし歩行が楽に出来始めたことです。コップなどを持って自分の部屋から台所まで十数メートルですが、割と楽に歩けるようになりました。
脳卒中片麻痺の場合、バランス・トレーニングは安全性の上からも非常に難しいリハビリだと思うのですが、こんな効果があるとは予想外でした。
また、ぶん回し歩行が改善されたと思います。今でも多少足先は外に開きますが、ぶん回しを指摘されることは、ほぼ無くなりました。
ただ、入院当初から気づいたようにトレッドミル・リハビリは、やはり諸刃の刃です。膝を曲げることができる人は、距離やスピードを向上させることが出来ます。
しかし、膝を曲げられない重度の片麻痺障害者は、スピードを上げたり、1回20分以上の長時間やり続けると、足が硬直し逆効果になります。
私は1回5分程度で、スピードも時速0.7kmと超低速で歩くようになりました。これだと、力を抜きながら歩く訓練になるのです。これを一日1~2回程度です。
それでも、冬の雪の時や、夏の暑い時に外に出なくても歩けるのは大きなメリットです。
これからも無理せず、継続していきます。
それじゃ~また
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