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愛媛県佐田岬「みかん畑に帰りたかった」 冒険家 河野 兵市(NO-16) [片麻痺でも旅がしたい]

四国旅の初めは四国の西の端、愛媛県の佐田岬である。
旅の初めにどうしても訪ねてみたかった。
というのは同世代の冒険家河野兵市の生まれ育った土地だからである。

  【 写真 上:北極 下:佐田岬半島みかん畑 】

 

人は、なぜ冒険をするのだろうか。

 

人類誰もが経験したことのない事を自分がやり遂げるという達成感か 存在証明か、あるいはありふれた自己顕示欲なのか。

 

冒険など趣味の延長だ、仕事もせず好きな遊びをやっているだけ、もっと後ろめたさを感じなさい。植村直己さえも、雑誌対談でこんなこと言われた。


日々苦しい思いをし、死ぬような危険を犯した冒険を、そんな風に冒涜する世間もあるのだ。


 

「みかん畑に帰りたかった」という本は、ほぼ同世代の冒険家、河野 兵市(こうの ひょういち、1958年4月12日生まれ)のことが書かれている。図書館で偶然見つけた。冒険仲間であり友人だった埜口 保男(のぐち やすお)氏が記したものである。この本がえらく印象に残った。


彼は、39歳のときに日本人初の北極点単独徒歩到達に成功した。



そして2001年に北極点から地元佐田岬半島まで徒歩等により5年がかりで帰還する計画をたて、出発してほどなく、北極海の氷の割れ目に転落し死亡した


河野も埜口も、この世代に多い植村直己の影響を受けていた。ただ植村にしろ河野にしろ自己顕示欲が強い目立ちたがりタイプには思えない。どちらかと言えば寡黙で目立たないが、一方で非常に辛抱強い人間に思えるのだ。だから、なぜ冒険に彼らが命かけるまで魅了されたのか、私は強い興味を持った。

 

 


旅の初日、とにかく西日に向かって眩しさをこらえひたすら車を走らせた。逆光でメーターなど殆ど読み取れない、そこに運転する楽しさは皆無である。


この豊かな太陽の光りが、ミカン栽培に適しているのだろう。


しかし、こんな暖かい土地で生まれ育ってるのに、どうしてわざわざ北極圏にこだわったのだ。逆に暖かいから寒い世界にあこがれるのか?



結局、冒険の魅力は、旅経験の浅い私には、今の時点ではやはり解らない。そう確認した。ただ、片麻痺で、杖なしだと百メートル歩くのがやっとの私が、一人旅することで、その一端が分かる時があるかもしれない。それが今後の旅の楽しみである。

 

それじゃ~また

 

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ふるたによしひさ

自動車という移動道具があることで旅がしやすくなります。
ボクは自動車が大好きで、自動車に感謝している毎日です。
四国はまだ行ったことがない(^-^)ので、記事でいろいろ知ろうと楽しみにしています(^-^)
by ふるたによしひさ (2022-01-03 13:06) 

meganesaru707

車があれば、私の様に歩きが不自由でも旅ができます。

また現在、私の商用バンにさえ自動運転の技術が取り入れられており、高速道の運転が非常に楽になってきてます。

観光地に興味がない私的旅ですが、面白いと思ってもらえる所があればいいのですが・・・(#^^#)
by meganesaru707 (2022-01-03 13:47) 

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