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旅行と旅 [片麻痺でも旅がしたい]


一人旅を始めて3年目に入る。最近感じるのが、旅と旅行とは違うということだ。


夫婦や友人などと複数人で、観光地巡りをして、夜は観光ホテルや旅館で、地元の美味しい料理とお酒を堪能し、ゆっくり会話し温泉でくつろぐ。それが旅行だと思う。


私も昨年の暮れに富士山周辺を夫婦で旅行した。十分楽しめ、良いリフレッシュとなった。

 

一方旅にはそんな要素はない。持ち物を詳細に計画して準備する旅は、神経を研ぎ澄ます山への単独登頂やヨットの単独航海に近い。 

 


50代半ばでヨーロッパ90日野宿しながら歩き旅をした知人は、旅は99%はしんどい。しかし残りの1%に無上の喜びが訪れる。1%の喜びが、99%のしんどさを凌駕すると言う。


洋菓子2店舗、カフェ1店舗を経営してきた彼は、ホテルを泊り歩く経済力は十分持っている。長年苦労をともにしてきた奥さんもいる。


それでも、歩き旅をする魅力。それはズバリ、人との触れ合いだ。この旅スタイルだからこそ、共感してもらえる人々との心を開きあった交流が出来るのだ。


もう一つが、有名店の菓子ではない地元の人が長く食べているお菓子を発見し味う。そしてそんな素晴らしい菓子を生み出した職人と、同じ洋菓子職人として交流する。


彼は日本でもこの方法で、全国を歩き旅しながら自分の菓子店の商品を生み出していったのだ。

 

 

【参考記事リンク】

 

55才を過ぎ、ヨーロッパ90日歩き・野宿旅をした高校の同級生

私も体験した範囲で、一人旅の魅力を考えてみる。


まず最も大きいのが、天の啓示とでも言うような思わぬ気づきがある事だ。

 

私は、貧しい生い立ちという事もあり、20才過ぎまで四苦八苦してきた。だから社会や人間に対して多くの疑問や怒りを抱えてきた。


所が、旅という非日常空間の中で、長年の疑問に対する気づきが、突然舞い下りてくる。ストーンと腑に落ち我ながら感動する。




もう一つ、先の知人と同じく、人との触れ合いだ。私が障害者ということが大きいのだが、多くの人が助けてくれるのだ。そしてそれをきっかけに会話する事が出来る。世の中には親切な人が多い事にあらためて気づく。介護者がいればこうはいかない。



三つめは、若くから興味を持ち続けているテーマの探索だ。貴族や武士たちの英雄の歴史でなく、農民、海人(漁民・海賊)、山人といった庶民の暮らしの知恵、歴史に興味があるのだ。そのため、全国の歴史資料館を訪問するのを楽しみにしている。


四つ目は、趣味の分野である。美術館や文学館を訪ねることに加え、最近の旅では写真撮影が楽しい。


これらを考えると、車中泊一人旅が、自分のスタイルに一番合っている



 

 残り少ない人生、できうる限り旅も旅行も続けたいと思う。

それじゃ~また
 
 
 
【同病の三本松のおじさんの一言】

日常生活を送っていると、それはそれで真面目に暮らしているつもりでも、心の中に何かが沈殿していくような息苦しさを感じてしまいます。要するにこらえ性のない遊び人の部類なんでしょう。だから見知らぬ土地に行きたい、見たいの欲求がかなえられると心穏やかに今の日常のさやに納まっていけそうなんです。


【返信】

確かに沈殿しているような息苦しさってありますよね。早く春よ来いといった感じです。

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