「イヤ!」トラ男さんの入院記 その1 セラピスト泣かせ、リハビリ拒否の困った(?)患者トラ男さん。 [リハビリ、入院・通所]
「イヤ!」 リハビリ室に突然大きな声が響きます。
私の同室、隣のベッドのトラ男さんです。
「やらさんとあかんぞ!」大柄のベテランPTが、鋭い目つきで新米PTに指示を出します。
いつものリハビリ室の光景です。セラピスト泣かせ、リハビリ拒否の困った(?)患者トラ男さん。
トラ男さんは最初の脳出血発病後、3度目の入院と聞きました。
病状は重く、車いす生活です。言葉は殆ど発せられません唯一 「イヤ!」だけが明確な言葉です。
私は、隣のベットで約三カ月過ごしました。
この断固リハビリ拒否していたトラ男さんが、2か月後には朝リハビリ室に一番乗りするまでに変容したその様子
を今回シリーズで書いて行こうと思います。
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それじゃ~また |
【同病の三本松のおじさんの一言】
先ずは、ご本人の心境として、昨日の谷村新司さんの訃報に接しての名曲「昴」からの詞を拝借。
(目を閉じて何も見えず、哀しくて目を開ければ、荒野に向かう他道はなし)と勝手に想像してしまいました。
【返信】
おぉいいですね~。あの時同じ病室にいた我々の心境にも似たような。
そして私は、あの病室から再生をスタートさせました。メンバーに恵まれました。ありがとうございました。
赤ちゃんの「イヤ」は、
とっても可愛いのですが、
大人だと困ってしまいますね。
でも、変わっていったのですね。
続きを読む前からホッとしています^^
by 青山実花 (2023-10-17 08:33)
そうなんです。
この「イヤ!」をリハビリ室だけでなく病室でも連発するのです。
発語はこの一言のみですから仕方ないのですが・・。
それが、わずか2か月後にニコニコ顔に変化するのです。
なぜか?!
多くの人がかかわってくる
物語を楽しんでください。
もちろん実録です。
by meganesaru707 (2023-10-17 09:27)
周りは大変だったと思いますが、「イヤ」と言ってくれたことから始まったのですね。
我慢して察してくれるのを待つのは聞き分けの良い人だとは思われるけれど、長い目で見るとお互いの為にはなりませんよね。
by 星民 (2023-12-04 10:08)
トラ男さんは周りを拒否、周りはなぜ「イヤ!」なのか理解できない。元大学病院勤務(事務)の奥さんも絡んで、孤立は深まるばかりでトラ男さんは固い表情を崩されなかった。他病室から移ってこられ、同室となりました。
by meganesaru707 (2023-12-05 07:48)