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「今日の私が最高だ!」太田仁史著 [お勧め本]

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今回、おなじみの太田仁史先生の「今日の私が最高だ!」をご紹介します。

幾つか印象に残った文章ありましたので、私流に抜き出します。 "(メガネ)” という所が私の感想です。

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今日の私が最高だ! (小学館文庫)

今日の私が最高だ! (小学館文庫)

  • 作者: 大田 仁史
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: 文庫




 

脳トレより笑わせよう


最近は脳トレがボケ防止と関連して花盛りですが、そんなことで脳の血流が良くなるような人は逆に不自然と私は思っています。

自分がボケてきたと感じて、慌てて脳トレしても成績は決して良くならないでしょう。

私がボケ防止に一番良いのではないかと勧めているのは人を笑わせることです。精神科の医師と話していても「うん、そうだ、そうだ」と同意してくれます。「1日1回他人を笑わせたことがありますか」です。自分が笑うのではなく笑わせるのです「一日一善」ならぬ、「一日一笑」です 。


(メガネ)これは本当に共感できます。私は、他人を笑わせようとする人物が大好きです。というか、会話に笑いのない人間に違和感さえ感じます。

片麻痺となっても「笑い」は武器にできると思います。、プライドを捨てる経験をしたことない男性は老後、要注意なのですが、笑われることで、喜びを得ながらプライドを捨てる訓練にもなると思います。最初は、お面をかぶって演じる意識です。



施設のサービスに望むこと


現代でも老人介護施設のデイサービスは扉を開けて待っています。喜んで参加してカラオケやゲートボールを楽しむ人もいれば、絶対に嫌だという人もいます。

「一人で読書したり音楽を聴いていたい」のに「子供みたいに一緒に童謡や民謡を歌ってバカみたいだ」と言うのです。生き方も好みも多様化している団塊世代ですから、これからこうした拒絶派はもっと増えていくでしょう。 

 

実際に今、見ている範囲では、施設で高齢者向けのアクティビティが低すぎます。アクティビティというのはそこで行われる作業内容を言いますが、そのレベルがあまりにも低い。要するに高齢者を子供扱いにするような合唱やゲーム、お絵描きが多いのです。

 

この子供扱いするというのは現在は心理的虐待の部類に入ります。特に認知症の人に対して幼児言葉で話しかけたり、幼稚園児に対するようなアクティビティを提供している所ありますが、 子供扱いされているというのは認知症の人でも分かるはずです 。


(メガネ)これも大変共感できます。本当に「人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!」です。団塊の世代の人たちの中には、例えば、JAZZを聞きこんだり、ギターを演奏できる等音楽にのめり込んだ人達が多くいます。そんな経験が一度もない職員は、童謡を歌わせて安心してしまうのです。

 しかし「子供扱いが心理的虐待」とは、言われてみれば確かにそうです。これほど人を馬鹿にした扱いはありませんから。これ今度、実際に言ってみようかな~。


終末期リハビリテーション


元々リハビリというのは急性期、回復期、維持期という医療の流れの中で行われているものです。でもそれだけでなく私はもっと幅を広げて植物状態の人達にも、治りえない重度の障害を持つ子供たちも含めて人間の姿としてふさわしい状態にするリハビリテーションがあっても良いと考えたのです。


(メガネ)「維持期リハビリ」のあとに「終末期リハビリ」があるとは、非常に斬新な考え方です。 具体的にどのようなリハビリになるのか、興味があります。


廃用症候群にならないために


体も心も動かさないでいると寝たきりになってしまいます。これを廃用症候群と言います。

必要以上にベッドの上で安静にしていると、すぐに寝たきり状態になってしまうのです。そんな寝たきりを防ぐために今ベッドにいる人もすぐ実行していただきたいリハビリをいくつか紹介しましょう。

 

基本はまず、起きることです。ベッドの端で両足を床につけ前に机を置いて腰かけます。これを「背面開放端座位」と言います。何も寄りかからずにきちんと座ることです。

 

起きてこの姿勢になると、寝ていた骨盤が立ってきます。要するに寝たきりということは骨盤も寝たきり状態になるわけですが、これがいけないのです。床に足がつくことで脳が刺激されると言われています。この姿勢でテーブルを置けばそこで手作業ができます。

 

骨盤が寝ていると骨盤から上の力が退化します。お年寄りが縁側に座ってうつらうつら居眠りするのは「座力」があるからです。「座力」とは長時間座っていることができる体力のことを言います。歩けなくても「座力」があれば車で旅行も出来ます。


(メガネ)これが我々片麻痺患者も死守すべきラインです。下記でも詳しく取り上げています。



 

それじゃ~また。 


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