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(13)脳卒中後うつ病の治療 心理的アプローチ-2 [障害者として生きる]

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3つ目は「認知行動療法」です。


うつ状態になると自分自身、周囲の環境、将来などに対して悲観的、否定的な受け止め方、思考パターンを取りやすくなります。


 


うつ病を引き起こす思考パターンを見つけ出し、悲観的、否定的な物事の受け止め方や考え方の癖を修正していくのが認知行動療法です。


 


その中で自分の気分をコントロールする力を強化し、うつ状態の改善と再発予防を試みる治療法です。


 


具体的には、自分の否定的な思考パターンを思考記録をつけることで自己観察し、否定的な思考パターンが実際に正しいかどうかを検討し、現実的肯定的な認知の仕方を発見し新しい認知反応や行動パターンを見つけるものです。


 


こうしたことを日常生活の中で繰り返していくことで、考え方を少しずつ変えていくことが可能になります。


 


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4つ目は「環境調整」です。


脳血管障害の場合、特に環境調整は重要な対応になります。


患者さんのご家族や職場の上司など患者さんの日常生活を支えていく人たちに対して、患者さんの病状を理解してもらい対応の仕方や生活を援助する具体的な方法について話し合い協力を求めることが重要です。


 


最後に環境調整と合わせてご家族の支援を行うことも大切です。


患者さんのご家族は、患者さんの援助者であると同時に患者さんと共に、様々な心理社会的苦痛を抱えており、十分に配慮が必要な存在です。


 


従って介護にあたる家族の心理や身体的疲弊に関しても注意払い、治療や援助の対象であることの認識が大切です。


 


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それじゃ~また。


 


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