出会って夫婦になって暮らす「夫・車谷長吉」 [お勧め本]
あけましておめでとうございます。
毎年、元旦に好きな本を紹介し、我が身をいさめ、決意を新たにしています。
二年前は「長流の畔(宮本輝著)」、前年は「無能の人(つげ義春著)」でした。今年は「夫・車谷長吉(高橋順子著)」です。
私は、出会いから結婚するまでの章を読んで、涙が出て仕方なかったです。
40歳半ばで初めて出会い、その後50才近くになって結婚した二人。私小説を書いていた車谷長吉と、詩人である高橋順子の遅い出会い。
男と女が出会い、夫婦になることで、創造される物があるのです。そんな出会から夫婦になって生活し、死別までのお話です。
車谷長吉氏は、自身の初めての本が出版されたら、筆を折り出家するつもりだった。その前に絵手紙を11通、詩人高橋順子さんに送っていた。返事は来なかった。以下本より抜粋いたします。
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私(高橋順子)は 長吉に手紙を書いた 「この後におよんであなたのことを好きになってしまいました」と。
「もしこなな男でよければ 、どうかこの世のみちづれにして下され。お願いします」そう返事して長吉は出家を断念した。
名月や石を蹴り蹴りあの世まで 長吉
入籍した。これから何年一緒に暮らせるかわからないが、 私は長吉を見届けるつもりだった。
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結婚後に、車谷長吉氏を代表する名作「赤目四十八滝心中未遂」が生まれたのでです。
- 作者: 車谷 長吉
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 文庫
長吉氏が神経を病んでいた時期、四国巡礼に出た二人です。
男と女が出会い、夫婦となって長く暮らしていく幸せ。貧乏や病気などいろいろあっても離れない。別にときめきが無くなったていいんです。家族なのだから。
昨年の入院中、90歳を超えた男性が隣のベッドで寝ていて、90歳近い奥さんが毎日見舞いに来る。耳が遠いため大声で怒鳴りあっているようでもあるのですが、直ぐに声を揃えて笑ってもいる。何日も一緒の部屋にいるとしみじみ「いいなあ~」と思えてくるのです。恋愛などという熱は一時的なものでいいのです。
それじゃ~また。
新年あけましておめでとうございます(^_-)-☆
今年も一年よろしくお願いします(^^♪
by トレンダー櫻井 (2019-01-01 01:07)
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
by いっぷく (2019-01-01 03:18)
あけましておめでとうございます
今年も楽しみに拝見させていただきます
今年もよろしくお願い致します
by (。・_・。)2k (2019-01-01 09:20)
meganesaru707さん
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします^^
by kiyokiyo (2019-01-01 09:31)
トレンダー櫻井 様
いっぷく 様
(。・_・。)2k 様
kiyokiyo 様
昨年より、同じso-netブログ内の皆様のブログ読ませていただくようになり、楽しませていただくと同時に、いろいろ勉強させていただきました。ありがとうございました。
今年も引き続きよろしくお願いします。
by meganesaru707 (2019-01-01 09:47)
輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
by yam (2019-01-01 12:22)
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。
by たいちさん (2019-01-01 20:13)
たいちさん。
私も柴犬大好きです。
今年も引き続きよろしくお願いします。
by meganesaru707 (2019-01-01 20:31)