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「男女5人京都物語」の終わりに [片麻痺でも旅がしたい]


 


▼昭和世代の方なら覚えておられる方もが多いのではないか、TVドラマ「男女7人夏物語」。


明石家さんま、大竹しのぶなど7人の若手俳優が出演して大ヒットした。こんなシチュエーションの青春を過ごされ方、実際多かった思う。

▼私にもそんな青春があった。18歳の時京都で出会った5人。もちろんドラマのような美男美女ではない。


どん底大学で出会った男3人に、女2人(看護学生とOL)。そこから2組のカップルが誕生し夫婦になった。私は1人余った(涙)


どん底の男たちは、もう無茶苦茶で、だれもまともに就職できなかった。そんな男をこの女性2人は見捨てなかった。


▼あれから40年、女性1人は50代の初めに亡くなり、先日男の1人が亡くなった。気がつけば5人のうち2人が既に亡い。もう1人の女性もガン闘病中だ。

 

▼今回の旅でルート変更したことで、もう1人の男の住む山口市を通ることとなった。どうするか迷った。


何度かの転職の後に、山口で地方公務員になった事を隠していた彼。以降交流は少なくなっていた。


十数年前、奥さんが亡くなった後に一度官舎を訪ねたきりだった。その時すっかり公務員の管理職らしく鷹揚(おうよう)になった彼に白けた。



▼通り過ぎるつもりだった。しかし京都で仲間だった彼の奥さんの仏壇に線香をあげていなかったことに気づいた。 


早朝電話をして住所を聞いて訪れた。 数百キロ離れた町から、突然朝の8時半に現れた私に、「相変わらずやな」と彼は苦笑いした。


退職して数年経っていた彼からは、公務員臭さは消えていた。京都時代のように自由な感じがし、久々話が弾んだ。


▼それでも 、二人の仲間の死で、青春からの一つの時代が終わった事を自覚した。

 

ただ、終わりは始まりでもある。友との別れを惜しみつつ老いの時代の始まりだ。

 

▼さらば友よ!ひょっとしてもう会うことはないかもしれない。でも今回会えて本当によかった。

 


それじゃ~また
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【同病の三本松のおじさんの一言】
竹馬の友高校時代の友人を亡くした時は、その時代の濃厚な思い出に幕が下りたようでしたが、大学時代の友人を亡くした時は哀しみに包まれました。今後残りの人生益々このような悲しみが、心の領域を占めてくるようです。

【返信】
年を取る悲しみは、こんなところにあったのですね。それも思っていた以上に早くやってくる。願わくば女房より先に逝きたいと思いますが、それもままならないのでしょう。

 
 
 

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