お気をつけあそばせ その2 右脳損傷の特徴

お気をつけあそばせ　その2

 

　今回は、右脳損傷（左片麻痺）の「お気をつけ」確認です。

 

★　右脳損傷の特徴

右半球症状は見た目には分かりにくいが包括的総合的な機能障害をきたします。次の特徴があります

〇行為のpacing（速度を整える）障害＜時間的行動障害の基礎＞

　ある目的動作を遂行する際、その状況に合わせて臨機応変に動作スピードを調整し動作に流れをもたせることができない状態．

〇行為を枠づけることの障害（空間的行動障害の基礎）

ある目的動作を達成するための時間的空間的枠組みを形成することができない状態．

私も退院し、無理やり仕事に復帰した時感じました。何か以前と明らかに違う。問題解決のための方策・アイデアが1つ程度しか浮かんでこない。しかも思考がストーレトすぎるし、それに固執する。

大変失礼なのですが、ご病同の男性の方のブログにもそんなことを感じることがあります。

具体的特徴は

●左無視失認

●着衣失効（そで通しを忘れる）

●構成障害

●非言語的記憶障害

●運動持続困難

●感情認知障害

　物事に固執して抑制できず、学習もできない。

　時間的、空間的な行動障害が顕著となり平穏な日常生活を送る上で多くの支障をきたすことになる。

　

●注意障害

●遂行機能障害

●多弁

私は病気前からお喋りな方だったのですが、病後も結構喋ってました。周りのみんなは、以前より喋れる位やんと安心していましたが、これ逆に障害だったのか・・（涙）

 

●書字運動亢進　

　紙と鉛筆を持たせておくと、とりとめもなく意味的なまとまりもなく、やたらに文字や文章を書き続ける．

★片麻痺のある人の精神上の問題点

●被害者妄想と感情失禁・・・とるにたらないことをくよくよ気にしたり、つまらないことにすぐ腹を立てたりする。感情失禁でも泣くことや笑うことは周りの被害は少ないが、怒ることは被害が周りに及ぶので要注意。

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タグ：左片麻痺