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脳卒中で「人間」やめられるか!―ヤマヒロ泣き笑い人生 [お勧め本]


脳卒中で「人間」やめられるか!―ヤマヒロ泣き笑い人生

脳卒中で「人間」やめられるか!―ヤマヒロ泣き笑い人生

 

  • 作者: 山本 博繁
  • 出版社/メーカー: 神戸新聞総合出版センター
  • 発売日: 1989/12
  • メディア: 単行本
 
 同病の方の著書の第2弾は、山本 博繁 さんの著書で『脳卒中で「人間」やめられるか!―ヤマヒロ泣き笑い人生』1989/12の発行と、いささか古いのですが、私が退院後に読みあさった同病の方の体験記の中の一冊です。タイトルに現れている通り非常にバイタリティーあふれる方とお見受けしました。

◆この病気の後遺症で「自分は人一倍努力して訓練に励んだのでこのように何でもできるようになった」と自慢する人がいるが、脳中枢の損傷による後遺症はそんな生易しいものではない。もちろん努力しなければならないが、動けるようになったのは損傷の程度が比較的軽度であったためである。

◆機能訓練は一時的に過度な運動をしてもそれは逆効果である。少しづつ長続きさせることが大切である。

◆障害者の苦痛はほかの人には解らない。だがそうだと言って甘えていては何もできないことになる。私はこうした苦しみを持った人々とともに、人間らしく生き抜こうとしているのである。

すべて同感です。「豊な人は貧しい人の気持ちがわからない」とよく言われますが、「障害の軽い人は重い人の気持ちがわからない」ともいえると思います。リハビリ室で声が高いのは障害の軽い人で、障害の重い人は総じて寡黙です(言語障害、特に失語症のある人は当然なのですが)。
私も同病で障害の軽い方に「サボとるんや。いつまで装具付け杖ついて歩いとるんや!」、「しかしダサいシューズやなあ(装具用の私シューズを見て)こんなシューズは履きたないなあ~」などと言われ本当に悔しい思いをしました。
 
でも、だからと言ってひねくれていては、ますます何もできなくなります。同病のお仲間共々一緒に歩んでいきましょうぞ! 
 



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タグ:精神・魂
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土田げんごろう(休耕田)

同感です。たとえば、リハビリ関係者も、半分くらいは脳卒中経験者でいいのでは? と思っています。でなければ、我々の気持ちなど、分るはずはありません。
by 土田げんごろう(休耕田) (2017-01-21 15:55) 

meganesaru707

土田げんごろう(休耕田)様

コメント有難うございます。
当地もここ一週間雪に閉じ込められました。でも休耕田さんの東北はこの程度ではないのだろうなあ~。と想像を働かせることは、私でも多少はできます。治療者には、想像力を働かせ患者の気持ちに一歩でも近づいていただきたいと私は望みます。想像すれば、雪深い地域で、我々と同病の方は冬どのように過ごされるのだろうかと、興味もわいてきます。また冬の生活や心情もブログで教えて下さい。よろしくお願いします。
by meganesaru707 (2017-01-21 17:34) 

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