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困った入院患者  [障害者として生きる]

男の老い方講座の反面教師として、これから何人かの人にご登場いただきます。すべて私が、ともに入院生活を過ごしたご高齢の方々です。


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まずトップバッターは「地方都市の市役所の元収入役」のおじいさんです。


 


しかしそれは30年前のことです。それをこの人未だに言っているのです。同室の者を部下くらいにしか思っていない。「kさん。部屋のクーラー切ってください。ただしほかの皆さんに聞いてくださいよ!」とベッドに寝転がりながら叫んでいます。


 


言われたkさんは片マヒ障害者でリハビリ入院している人なのです。元収入役、自分も人工関節の手術で入院しているとはいえ、なんともずーずーしい。口調はいつも丁寧ですが、思いやりゼロ。他人との関係における緩衝地帯が思い切り薄い。自分の思い通りにならないとすぐ文句を言います。新たな入室者がある度、文句を言わずにはおれない。


 


それにプライドが高い。私が娘が帰省するので外泊するというと「娘さんはどちらから?東京!?私の娘はブラジル!」仕方なく「お仕事ですか?」と聞くと「主人が三○重工の社長!」と聞いてもいないことまで教えてくれる。


あ~あ、めんどくさい。私はこんな人が本当に苦手なのです。


 


これまで病気らしい病気をしたことなかったそうですが、同室の者が皆紳士で本当に幸運でした。先ほどクーラー切るように言われたkさん。「さすが、あのときは、自分が切れそうになった(笑)。」と後で教えてくれました。


 


まるで校長先生と同室のような息苦しさです。柔軟性ゼロ、30年前の肩書きを振りかざし、さらに自分の息子(有名私立中学の校長先生)の自慢話をする。若いkさんや私を(優秀な息子と比べ)見下し使おうとする。この人風邪をこじらせ体調を一時崩したので「こりゃー危ないかも!」と私もkさんも手心加えていただけなのに、それを自分がエライせいだと勘違いしたまま退院。


 


もう一生入院などせず天寿を全うされることを願うばかりです。


 


それじゃ~また。


 


 


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