Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
SSブログ

地方で暮らすと「田舎者」と揶揄(やゆ)されるが


地方に住んでいると都市部で暮らす人から、「田舎者」と揶揄(やゆ)される事がある。

地方出身だと、「田舎もん」と蔑視(べっし)されるのは、田舎しか知らず、視野が狭い人間だと軽蔑しているからだと思う。


私は阪神間の都市と、その北側の小さな地方都市とを行き来しながら30年暮らしてきたが、阪神間の人も田舎もんだなぁと思うことがよくあった。それは東京と対比してのことでない。


例えば、阪神間の人間の移動は基本的に東西への移動だ。阪急、 JR、 阪神の各電車を利用して東の大阪と西の神戸間の移動である。



一方南北の移動を考えると、大阪から堺、岸和田といった泉州地域、和歌山への移動は多いだろうが、大阪や京都から北への移動は非常に少ないと思う。従って北近畿の実情に疎い人が多いのだ。


兵庫県でも北の但馬の豊岡と、南の淡路島の洲本では、気候も人の気質も著しく違っている。

だが、都市部の人で、そんなことを全く知らない人も多い。私(都会人間)と私以外(地方の田舎もん)の二つの区分でしか考えられないのだ。この視野の狭さは、まさに田舎もんである。


JR大阪駅から電車で北へ向かうと、わずか三十数分で、山深い渓谷となる。車での移動となれば高速道を1時間も北へ走れば別世界である。


私も、6時にお疲れさまと神戸市内での仕事を終え、車で六甲山を越え、7時半には自宅の風呂で足を伸ばしていることが、度々あった。この間の距離は約80kmである。



普段東西に移動している人は、休みの日に南北に移動してみればいかがであろう。南北の人は東西に移動するのだ。

関西なら短い移動時間で、思わぬ視野が広がることは請け合いだ。


「もっと障害者の立場にたって考えてほしい」とは私も良く思っていることだが、はたして他者の立場を想像できる視野の広さを自分は持っているだろうかと、時々自問する。


これらの根は同じだと思う。「私」と「田舎もん」、「私」と「障害者」と単純に区分し、レッテル貼りつけ切り捨てる。

 

その人を多面的に理解しようとはしないのだ。

 
それじゃ~また

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント