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忍者の里伊賀 [片麻痺でも旅がしたい]


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◆高野山から下ってきて、奈良を経て再び三重県に入り伊賀の里を訪れた。

 


しばらくぶりに田園地帯を走りホッとした。静かで穏やかな田園地帯だ。しかし過去に攻め滅ぼされ廃墟となった歴史を持っている。

 


◆近畿地方や北陸地方を旅すると 織田信長に直接滅ぼされた地が頻繁に出てくる。越前一乗谷の朝倉氏、百姓の持ちたる加賀の国、 比叡山延暦寺、近江の浅井氏等々である。私の生まれ育った地も信長に攻め滅ぼされた。

 


この忍者の里も攻められ、大虐殺を受けた。諜報活動に従事したであろう人々(この地出身の松尾芭蕉もそんな一人であるとも言われている)は、信長からの支配を拒んだことで逆鱗に触れた。伊賀全体の人口9万のうち、およそ3万余が殺害されたといわれている。


◆織田信長は、焼き討ち等無慈悲に敵方を大虐殺し、徹頭徹尾(てっとうてつび)壊滅に追い込んだ。


その信長の墓は、空海と同じく高野山の奥の院にあり、供養されている。

 


◆歴史上 織田信長を、日本統一の礎(いしずえ)を築いた、既得権益を一掃した英雄。あるいは楽市・楽座等の流通の大変革者として大いに評価する人は多い。

 

大きな野望を持ち、突出して冷酷無比な(敵将の頭蓋骨で酒を回し飲みした等)この人物を私はどうしても好きになれない。関西ではこんな感情を持つ人は多いと思う。


もっとも、この冷酷さゆえに 自らを死に追い込むのである。天才肌で、人に頭下げられない人間は必ずほころびを出す。

 

とにかくも日本の歴史上、間違いなく最も血塗られた人物の一人であると私は思っている。

 

 

 

それじゃ~また
 
 
 
 
 
 
 
【同病の三本松のおじさんの一言】


私の高校時代、テレビドラマで品川隆二主演の忍びの者に夢中になりました。ドラマは忍びをかっこよさとか、奇をてらう演出で描くのではなく、忍者としてしか生きられない生業として忍びが、権力に翻弄されつつ生き、抗う歴史上の信長の伊賀攻略をベースにした作品でしたが、歴史の見方を初めて教わったような気がします。


【返信】

現在人の祖先は皆、戦国時代を生き残ったわけですが、それにしても勝者の作った歴史にあっさり取り込まれ過ぎの感があります。

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