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旅の終りに近江長浜の小谷城跡を訪れた
ここは戦国大名浅井長政の居城で、その妻であるお市とその娘の三姉妹の悲劇は、歴史ファンでなくても広く知られている。簡単に説明すると。
◆浅井長政は、妻お市の実兄である 織田信長に攻められ小谷城は落城し 自刃する。 お市は城から脱出、織田に保護される。
その後、お市は、信長の家臣柴田勝家に嫁ぐも、信長の跡目争いで、勝家が豊臣秀吉軍との戦いに敗れ自刃する。
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◆娘らは秀吉に引き取られ、 長女 「茶茶(淀君)」は秀吉の側室に、 次女「 初」は若狭小浜藩主の京極高次 に、三女「江」は第2代将軍徳川秀忠に嫁ぐ。
そして最終的に 天下を巡る 豊臣家と徳川家の争いに巻き込まれていく。
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◆何れも夫や父である戦国大名の覇権争いの犠牲となり、悲劇の三姉妹として後世に語り継がれている。
私はこの時代、 傑出した天才であった織田信長の天下統一という野望により、パワーバランスが一気に崩れ 大きな 悲劇が生み出された思っている。
もちろん最終的に家康により天下統一された江戸時代は、大きな戦のない300年とはなったが、私は信長を歴史の大変革者と無邪気にたたえる気にはどうしてもなれない。
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それじゃ~また
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【同病の三本松のおじさんの一言】
湖北地方は合戦が多かった分それにまつわる城跡がある中、佐和山城同様小谷城も訪れてみたかったです。落城した古城は、敗者のもののあわれとともに、生き様の美学も感じられます
【返信】
越前一乗谷もそうですが、難攻不落に思える城等が織田信長によって攻め落とされる。命がけの知恵の戦いに、ため息がでます。
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