まちがいだらけの片まひリハビリ 三好春樹著 [お勧め本]
◆さて三好春樹先生の片麻痺リハビリ本です。
この本は機能回復リハビリについてではなく、
片麻痺になった人が、毎日の生活をどうつくるかというの視点で書かれた本です。
◆「麻痺した手足でどう生活していったらいいのか」その問いへの答えが具体的に書かれています。
いったいどうやって起き上がればいいのか、どうやって立てばいいのか、どうやって浴槽に入るのか、他にも食事、排便、ベット選び等幅広く片麻痺生活全般にわたる具体的方法が、介護方法も含めて記されています。語り口もわかりやすく図も豊富で非常に読みやすい本です。
◆目からウロコ! 三好春樹のまちがいだらけの片まひリハビリ―脳卒中で寝たきりにならない在宅介護のコツ (ほっとくるブックス)
◆あとがきにはこんなことが記されています。
私が見たNHKの番組(闘うリハビリ)には最後に救いがありました。元カメラマンの片麻痺男性が紹介されたのです。彼は「手足のまひが治るかどうかはどうでもいい」と言い切るのです。もともと昆虫の写真を撮っていた彼は、片麻痺になってからはうまく動かない上肢で三脚を抱えて、花の写真を撮っています。
手足のまひより、自分がやりたいことができるかどうかこそ大切だというのです。
そうだ、リハビリとは闘うものではない。いかに生きるかということだ。そのことを彼が教えてくれたのです。
三好先生のお考えがよくわかる一文です。
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それじゃ~また |
【三本松のおじさんの一言】
個人にとってその人のリハビリに対する姿勢は、多少その人の生き方が表れますよね、最近体力の衰えと共に、親父の亡くなった年齢に近づくにつれ、”死ぬまでリハビリ”という原則もなんだか揺らぎ始めています。自分の中で”よう頑張ってきたやん、もうそんなに頑張らなくても”という声が高まってきています。いつ死ぬかの人生の晩節にあって、リハビリ中亡くなりました!というより矢が折れ弾つきやがて静かに人生を終える準備にいそしむ方が自分に向いているようです。
【返信】
我々は人生の下り坂局面。足もつれて転倒しないためのリハビリは必要だと思いますが、あとは勝手気まま自由でいいと思います。特老へは男性は歩けると入居が厳しくなる。これから先はオマケだと思っています。いいことなくても別にどっおってことありません。
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