車椅子の方の立場で考える [障害者として生きる]
【神戸新聞 2023年1月26日】 |
便利になったのは、消費者なのか、それとも銀行や店なのか。 最近こんな疑問を持つことが多い。健常者には便利でも高齢者には不便ということも多い。そもそも機器を使う側でなく、使わせる側に一番恩恵があるんじゃないか? スーパーのレジだけでなく、行政のチョットした補助金申請にもスマホでQRコード読み取って!とくる。 私は片麻痺で片手しか使えない。おまけに年相応の老眼。だから、ここ10年ガラケーと10インチのタブレットの組み合わせ。タブレット店内までは持ち歩かん。 電池持ちが良く、軽くて小さいガラケーは、電話とメールが主の私には欠かせない。ライン?これ以上クイックレスポンス求められたくはない。
兎に角にも、この組み合わせの便利さを維持したいと思ってきたのだが、店等でスマホを使わせる仕組みが本流の今、難しくなってきている気がする。
この記事の場合、車イスの方をサポートする仕組みはあるのか?すぐ店員呼べるのか?
お金降ろして買い物して、行政への手続きをする。何もかも不便になった気がするが、皆さんはどうだろうか。 近代化、合理化とは「人がいなくなることだ」と言った人がいる。JRや銀行は人がいなくなる歴史だ。 その中で、弱者は半ば切り捨てられてきている。せめて一台低い機器にするとか、人にやさしい機器に技術の力で高度化するとかできないだろうか。誰もが高齢者になるのだから。
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それじゃ~また |