セラピストの皆さん、人生経験豊富な人は単純ではありませんよ！

リハビリを拒否する困った（？）患者も確かにいますが、リハビリ室では穏やかで従順な患者が圧倒的に多いと私は感じています。

 

患者は高齢で入院という事態に追い込まれ気力が萎えています。また年齢なりの処世術を身に付けているので、病院側の人間との間に極力波風は立てない様心がけています。それで話を黙って聞いているわけで、セラピストの話に感銘を受けているわけで全くありません。

 

そもそも人間は多面的存在です。特に男性は、仕事（それも社内と社外は違う）、家庭、地域とすべて違う顔をいとも簡単に切り替えながら長年生きてきています。リハビリ室の穏やかで明朗快活な姿を見て、そんな人だと早合点したり、障害受容出来ているなど安易に判断してはならないのです。その人の芯（真）の姿を診ようとする視線が必要なのです。

対して、セラピストは学校で何年か専門知識を身に付けていますので、自信を持っています。それで温厚そうな姿をいいことに、いきなりベラペラしゃべり始める。

実際、横で聞いている方が、はらはらします。

人生経験豊富な高齢者を、人生経験が乏しい若いセラピストが診るのです。相手を認める姿勢や傾聴する態度がなくては、そもそも人間関係の一歩が始められないのです。

リハビリの場では圧倒的に知識の優位性があるからと言って、相手を子ども扱いするなどもっての外です、人間関係の経験不足、人としての未熟さを世間にさらしているようなものです。

 

 

 

★ネットの世界も多面的な人格の1つが現れる世界です。女性仮面の男性はよく見られる事ですが、障害者仮面の輩までいるとは・・・。 

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タグ：セラピスト