吠え 第三駐車場 最終章 そして悲劇は起こった [吠え!吠え!]
私は半金屋のことは、やはり社長に話しておいた方がいいだろうと思いました。
実直なこの社長が、半金屋のことでこれから信用を無くすことを危惧したのです。
実は女房と社長の奥さんは年に数度お茶をする仲良しグループの一員です。そのお茶会が数日後開かれることになっていました。
「私が冗談めかして奥さんの耳に入れとくは」と女房が言っていた矢先に、その悲劇が起こったのです。
現場から現場へと掛け持ちして多忙な社長が何と正面衝突事故、ドクターフェリで大病院に運び込まれたのです。
首の骨が折れており全治6カ月の大けが。幸い神経に損傷はなく車いす生活にはならないで済みそうですが・・・。
家の工事が予定通り20日で済んでいれば、社長は焦ることはなっかったのです。
(吠え吠え)こら!半金屋!お前がきっちり仕事しておればこんなことにならへんだかもしれんのや。社長は少なくとも衝突事故の現場にはおらんかったはずや。
お前茶髪で若こう見えるけど、もう40代で、二十歳の子もいるそうやないか、ええ加減にせんかい。工務店の仕事失くしたらお前も困るやろ、このボケが!ごまかしは、いつまでも通用せんど!!
私は社長が心配で正直今も混乱しています。第三駐車場の話は、最初笑い話をするつもりで始めたのですが・・・。こんな結末になるとは、。いやはや、やはり現実は厳しい。
おわり
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★☆不幸中の幸いで、社長は思った以上に経過が良く、お正月には一時帰宅できるまで回復されたようで、やれやれです。
半金屋のその後?
今、第三駐車に現れるのは、彼女の車のみ(中から男の大きな話し声が聞こえる)ですが、ただし、すぐ近くの図書館の駐車場に半金屋の軽トラックが止まっています(バレバレ)。しかし彼女の車のナンバー何とかならんか!あまりにも覚えやすい番号で、今もすらすら出てきて、忘れられそうにない(笑い)。
タグ:第三駐車場
2016-12-25 01:00
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