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海が、天の河!? 鳥取県の浦富海岸(NO-2) [片麻痺でも旅がしたい]



 

 

秋の日、鳥取県の浦富海岸(うらどめかいがん)は、山陰の日本海としては珍しく荒波であった。


地平線も左右にきれいに広がっている。キャンピング・チェアを引っ張り出して、ぼんやり1時間程海を眺めていた。




思い出したのが若いころ新潟市で見た波の荒い日本海。坂口安吾の記念碑が建っていることで訪れたのだが、思わぬ波の荒さに驚いた記憶がある。この荒海を詠んだのが、芭蕉の代表作の一つ。


荒海や佐渡によこたふ天の河




しかし、荒れた海を眺めていて、どれほど想像の世界で俯瞰(ふかん)しようとも、荒海が島との間の”天の川”などという発想は浮かんでこない。波がしらが、キラキラ輝いて星空を想像させたのだろうか?


史実などからして、実際に見た風景かどうかは、判断が分かれるらしい。


もし、実際の風景を眺めながらこんな発想できたのなら、芭蕉はやはり天才だ。


いずれにしても凡人には、海から「天の河」のことばは浮かんでこない。


ただただ、ため息である。

 

それじゃ~また

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 【同病の三本松のおじさんの一言】
荒海から芭蕉の俳句が浮かぶのはメガネザルさんらしいです。私は浦富海岸から因幡の白兎の物語を連想しました。
【返信】
アッ成程、そういえば白兎海岸近いですよね。

 
 

 

 

 

 

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 夢のあと 氷ノ山・明延鉱山 (NO-1) [片麻痺でも旅がしたい]


 

車一人旅に出た。といってもヨット初心者がいきなり太平洋横断はできない。まずは近場で片麻痺一人旅の訓練だ。

 


初日は、氷ノ山(ひょうのせん・兵庫県養父市と鳥取県八頭郡若桜町との県境にある標高1,510mの山)周辺の急カーブが連続する山道を走ってみようと思た。通行量が少なく、片手でのハンドル操作の訓練に最適だ。

 

クネクネと山奥の道を走っていると、突然こんな景色が目に飛び込んできた。

 

何じゃこれ?? 


地名を見ると「神子畑」と記されている。”神の子の畑”か、何か由緒(ゆいしょ)ありそうな地名だ。

 

これは面白そうだと、ネットで調べてみた。

それによれば、ここは閉鎖された明延鉱山の鉱石選別施設だったとか。

 

こんな山奥でも、鉱山となれば、人力に頼る昔であれば、非常に多くの人々が働いて、その家族も多く住んでいただろう。その男たち、女・子供たちの暮らしの喧騒を思い浮かべた。

 

「神の子」と名付けられたこの恵みの地に眠る貴重な鉱石を掘り出し、うんとお金を稼ぎ、豊かな暮らしを夢見ていただろう。そのために単調な力仕事である苛酷な労働に日々耐えていたであろう。

 

そんな庶民の日々の戦いと夢が思い浮かぶ。

 

 

・・今は、かっての繁栄は嘘のように、ただシーンと静まり返っている。おそらく潮が引くように一気に衰退していったのだろう。

 

芭蕉もどきで一句



秋風や 鉱山長屋 夢の跡

 
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それじゃ~また
 
 
 
 

 



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寅さんとさくらは、決して一緒には旅をしない [片麻痺でも旅がしたい]



 

 

「奥さんと一緒ではないの・・?」


最近、日本のあっちこっちを車一人旅をしていると言うと、よくこんな質問を受ける。


 YouTube では、熟年夫婦とペットが、キャンピングカーでゆったり旅行したり、若い夫婦が軽バンに乗って一緒に旅をしてるのをよく見るから、当然といえば当然の質問である。

 


しかし寅さんと妹のさくらは、決して一緒には旅しないのである。

 


女房は結婚前、家族旅行でさえ旅行社さんにお世話になって団体旅行のように行程を決めてもらっていたと言う。私は、そんな旅はまっぴらごめんだ。


旅のスタイルが全く違うのだ。


だから若い時から二人で一緒の旅は、ホテルに泊まって、夜はその町の居酒屋に出掛けるというのがパターンであった。まあこれは楽しかった。


 

女房は、旅に出てもホテルのベッドでゆっくりと眠りたいというのが最低限の要望である。しかも夫婦別の部屋が良いという(笑)




狭い軽バンの車内で一緒に寝る旅は、女房からしたら「信ジラレナイ~」まっぴらごめんなのである。


私も女房連れて行くと、ホテルの予約から運転と、添乗員さんのごとく散々使われるので、もう疲れるのである。


こんな二人が軽バンで旅すれば大げんかになるのは火を見るよりも明かだ。


私は勝手気ままな一人旅で息抜きし、女房は私がいない家で息抜きする。

これで夫婦円満なのである。

 
 
それじゃ~また
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 【同病の三本松のおじさんの一言】
寅さんがさくらと旅をしないのは、さくらさんが寅さにとって母親のような存在なのでしょう。誰でもというわけではないでしょうが、母親とは一緒に温泉旅行孝行はすれども旅はしないのではないでしょうか?
【返信】
そういえば、両親を旅行に連れて行ったことが一度もない。この点、女房は頻繁に連れて行っている。この人間性の差は大きい(泣)

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最後の瞽女、小林ハルさん永眠の地 [片麻痺でも旅がしたい]


東北旅の終わりに、最後の瞽女、小林ハルさんの永眠の地を訪ねた。


小林ハルさんについて以前書いた記事はこちらである。

 

障害を生きる

最後の瞽女小林ハルさんと鉛筆画家木下晋さんの出会い 


それにしても胎内(たいない)と呼ばれる町の観音様のすぐそばとは。

 


 

ようやく母の胎内に戻り、観音様の側で安らかに小林ハルさんは眠っている訳である。


とてつもなく過酷な人生であったが、最後はこの地で30年の穏やかな暮らしがあったのだ・・。本当に良かった。


105才で永眠されるまでの29年間を過ごされた老人ホーム「胎内やすらぎの家」は視覚障害者の方への専門的な支援行う老人ホームであり、この施設内にハルさんのお墓もある。


新潟の長岡や高田の瞽女なども多く入居しており、施設のイベントでは、仲間たちと一緒に演奏し歌った。また弟子に教えたりもしていたそうである。


施設内へ立ち入ることはできなかったが、近くで車を止め手を合わせた。 


障害を持つ事は、直接的な富の生産性を持たない。故に日本における身分制度では、貴賤の区分の賤と見なされた。


しかし、日本の文化を支えたのは、間違いなく賤(庶民)の人たちである。河原者と言われた芸人、浮世絵画家、仏像彫刻師、庭師、刀鍛冶など全てそうである。


何れも苛酷な修行の果て、その道を極めたのだ。現在、日本が世界から称賛される文化は、支配者層の宮廷文化でなく、何れも庶民の中から生まれ成熟したのだ。私は、これを本当に誇りに思う。


 
それじゃ~また

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 【同病の三本松のおじさん】の一言
泣きの16、短い指に、息を吹きかけ越えてきた。
三味が折れたら両手でたたけ、撥がなければくしで引け。
鍋のこげ飯、袂で隠し。
極貧の環境と失明のハンデを背負いつつ、けなげにたくましく生きる人達にそっと心を寄せ続けたい。

【返信】
お~こんなぴったりの曲があったのですね。確か、北島三郎の「風雪ながれ旅」でしたっけ。
 
 
 
 
 

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片麻痺用の車改造(8)安全、故障対策 [片麻痺でも旅がしたい]


安全対策

私は、高額なくせに10年で価値が0になってしまう新車というものに不信感がありました。

車は中古車が良い、新車を購入した場合は、動かなくなるまで10年以上乗り倒す派でした。

 

が、片麻痺で片手運転になってこの考えを180度変えました。


今回Ñバンの新車を購入することに決めた理由の一つは、最新の安全装置がついていたためです。片手で運転し一人旅する以上必要不可欠、ここに投資を惜しんではならないと思い至ったりました。

 

しかし、N-VAN自体は、軽の商用バンで普通乗用車の新車に比べれば、標準装備で乗る限りでは、非常にリーズナブルな車です。


ただ、軽商用車一人旅ですから、高速道や急な坂道でのストレ軽減のためターボーエンジンにしました。

 

さらにオプションを色々取り付けました。メーカオプション品は高いのですがあえて目をつむりました。前後ドラレコも、自分で付けていた物よりはるかにい高いのですが、ユピテル製をメーカーオプションで購入しました。安心には変えられません。


今回の旅で高速道でオートドライブ機能を使うことは少ないと思いますが、これから自動運転に向けて技術はますます進んでいくと思います。そのため、初期の段階から多少慣れておくことも必要だとの思いもあります。通行量の少ない地方の高速道で練習します。

 

 

 

故障対策

 

パンクや脱輪、故障対策としては、任意損害保険に付随したものがありますが、今回はこれとは別に、専門会社であるタイムズのロードサービスにも加入しました。24時間365日対応レスキューです。



ドラレコを購入したことで、1年間の無料利用特典がありました。1年後から月々220円の料金がかかりますが、全く安いものです。片麻痺ですから、パンク時に、自分でタイヤを変えることにも大いに手間取ると思われるからです。

 

 

車の安全装置も、ロードサービスも私が購入したものを取り上げていますが、これが絶対ということはもちろんありません。メーカーは色々あります。自分にあったもの是非選んでください。

 

それじゃ~また続きは

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