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中途障害者に安易に目標を問うな [吠え!吠え!]

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ケアマネジャーが主催する、私に関する「サービス担当者会議」で、介護用品レンタル会社の若い男性社員に突然「目標は何?」と笑いながら聞かれ 、唖然(あぜん)としました。

たった二度会っただけの人間に、中途片麻痺障害で苦しんでもがいた末の「目標」を気楽にしゃべらなければならないのか!?

 

中途障害者の目標ってそんなにも軽いものなのか・・・?



「仕事を失くしていますけど、未成年の子供が2人いるので、その学資を稼ぐのが目標です」と、そういえば方策を一緒に考えてくれるのか!?


「万策尽きたら、死んで生命保険で親の責任を果たしたい」そんな秘めた覚悟を口にすれば、どう返事するのか!?


 

中途障害者の苦しみに無頓着すぎる。何より担当する人の暮らしの状況を知らない、想像したこともないのだろう。経験が浅いから上から目線で気楽に聞こうとする。

 

年齢を重ねれば、表の顔がいくら穏やかで、快活であったとしても、奥の心模様は全然違っている。


しばらく黙っていると、付き合いの長いケアマネジャーが心配そうな顔でこちらを見るので、仕方なく「旅行」と答えました。それでみんなほっと安心したように笑いだし、何とかその場が収まりました。


 

成熟した人間は、同じ目線の高さで会話し、いきなりこんなことは聞いてこない。まず、信頼関係ができる、そののち心の奥を少しずつ露呈するのです。



それじゃ~また

 

【同病の三本松のおじさんの一言】


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THE ALFEE 『星空のディスタンス』 [映画・音楽・美術]




これは、カミさんのリクエスト。カミさんの好きなのは桜井さん。


アンタも昔は少しは似てたのになあ・・・((+_+))

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美術館 デザインか機能性か [障害者として生きる]



【神戸新聞2019年3月15日】




デザインか機能性か悩ましい問題です。私の様な障害者は、美術館のその導線の長さに辟易します。車椅子をお借りすることもありますが、普段使っていないので操作に慣れていませんし、だれかに押してもらうより、一人で心行くまで眺めていたい。


ですから大都市の大きな美術館には、足を運びません。この美術館も車で1時間程度ですが、病後一度も行った事がありません。

 

私は地方の小さな美術館でゆっくりと絵画を鑑賞するのが好きです 。展示数は少ないですが、ヒューマンな規模で駐車場も近くゆっくり鑑賞できます。ピカソやゴーギャンが常設展示されている地方の美術館もあります。

 


ですから私は機能派です。中の展示作品が私が美術館を訪れる最大の理由です。建物も確かに一つの作品には違いないですが、機能性を損なっているようなものは論外です。


余談ですが、コンクリートむき出しの無骨なデザインは、コンクリートの家に住む私は好きではありません。


それじゃ~また

 

【同病の知人 三本松のおじさん】


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小倉くめ(3)来世でもあなたの娘でいさせてください。障害者であってもかまいません [障害者として生きる]


 

上記画像ナレションを「伊東英朗」さんが、文章化されています。

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母に捧げる

かぁさん 「小倉くめ」という私は、あなたの娘です。 宗教にいうように、もし来世があるなら、 その時もまた、私をあなたの娘でいさせてください。


あなたの娘と生まれることで、そのときもまた 今と同じように障害者であってもかまいません。


あなたが母親でいてくれたら、 どんな人生でも生きてゆける気がします。


かぁさん 「小倉くめ」と言う私は、あなたの娘です。 私のことを どれほどの時間離れていても覚えていてください。


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小学生の時いじめられて帰って来た時に、


「母ちゃんどうして私なんか生んだや」と責めた。


「みんな私が悪いんや」と母が謝った


 そこから、最後にこんな想いに行き着いた。


くめさんは、驚くほど強い人ですが、お母さんも愛情深い人です。


それにしても「来世でもあなたの娘でいさせてください。今と同じように障害者であってもかまいません」とはなんという強さでしょう。くめさんは恨みの人生を乗り越えたのです。


障害者のお子さんをお持ちの方は、日本に数多くいます。こんな言葉を聞く母も、最良の人生を生きたと言えるのでしょう。そんな日が、多くのお母さんに訪れますように。


それじゃ~また

【同病の知人 三本松おじさん】


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