障害のある人の親なきあと (2)成年後見人制度 その1 [障害者として生きる]
親のなきあと大きな問題になるのはお金である。
障害のある子にお金を残せたとしても。その管理をどうするかが重要な問題である。身近に親族がいるから大丈夫だと、単純に安心出来ないのである。
それは認知症の可能性のある我々全ての高齢者にも当てはまる。
最近、三姉妹間、四姉妹間の遺産相続争いを当事者から相次いで聞いた。
いずれも、非常に似通ったケースだった。幼少期より姉妹間で力の強い長女が、 親の財産を無理くり独占しようと、妹たちに 相続放棄を一方的に求めたのだ。
それは、遺留分や高齢の親を誰が最後まで介護したかなどに関係なく、親の財産の全てを長女が独占しようと計っているケースだ。すでに、預貯金などを押さえていて、司法書士等の法律家もバックについている(さすがに弁護士はいなかった)。
お金に関しては、親族といえども全く 油断はならないのである。
今後、経済格差は一層広がるだろう。そんな状況の中で、親族の中で欲深き人間が居れば泥沼の事態となる。
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前回紹介させていただいた渡部伸さんの著書「まんがと図解でわかる 障害のある子の将来のお金と生活」からの引用である。
次回成年後見人は、どんなことしてくれるのか具体的に話したい。
それじゃ~続きはまた