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片麻痺車一人旅(1)白山麓のホテルでの出会い [片麻痺でも旅がしたい]




それは、日本三名山の霊峰、白山の麓のホテルでの出来事だった。私と妻は観光のためこの地を車で訪れていた。30代の初めだった。


夕食時、レストランで隣りに座った初老の男性と、偶然言葉を交わし、思いがけず話が弾んだ。


その男性は、一人車で日本中を旅しているということだった。当時私には、車一人旅の初老の男性は珍しく、訪れた各地の話を、興味深く聞いた。話の終盤になって、今まで行った中で一番良かったのはどこですかと尋ねた。


「東北の三陸リアス式海岸です」と即答された。そして素晴らしい所だから、一度行ってみてくださいと強く勧められたのだ。


 

翌朝、彼の多少くたびれたワンボックスカーを見送りながら、60歳になったら仕事を引退しキャンピングカーで、その東北のリアス式海岸を回ってみようと妻と語り合った。


それから20年、54歳で脳卒中で倒れ、重い片麻痺障害が残った。翌年には未曾有の東日本大震災。これでもうその話は完全に諦めた。

 

残念だけれど夢は叶わなかったのだ。

 

 

それじゃ~続きはまた


 

 

同病の三本松のおじさんの一言


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特別養護老人ホームまでの長い道のり(6)施設利用料金が驚くほど安くなった [障害者として生きる]


小規模多機能型居宅介護施設「ロングショートステイ」に比べ、特別養護老人ホームの施設利用料金は大幅に安くなった。


◆小規模多機能型居宅介護施設「ロングショートステイ」167,000円(2020年12月分)

 

 

◆特別養護老人ホーム 64,000円(2021年2月分)

義父は老齢年金(国民年金)暮らしで、預金も多く持っていなかったので、特別養護老人ホームへ申請すると食事料金も大幅に軽減された。個室料金は一日2,500円が820円、食事代の負担は一日1,550円が390円になった。個室の広さや設備などにも違いはないようである。


義父を有料老人ホームに入れる時は、月10万円ぐらい年金との差額負担は覚悟していたのであるが、義父宅の電気代、水道代の基本料などの家屋維持費を含めたこちらの負担金は月に2万~3万で済みそうである。


これで、「帰りたい」などと言い出さず馴染んでくれたら、万々歳である。

 

それじゃ~また

 

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言動の裏の「気づき」が大切 [リハビリ、入院・通所]



【神戸新聞 2021年3月7日】

湯本さんは、相手の言動の裏にあるものを読み取る「気づ」きが介護では大切とおっ

しゃっています。


全く同感です。これ、ひと同士のコミュニケーションの基本だと思うのです。


生まれて初めてリハビリ室に行ったとき、驚きました。

まるで、子供に喋りかけるような感じで、一人前の大人として扱われていない。

セラピストは総じて若いのに、何だかいばっている。


風邪やケガで病院に行ってもこんな取り扱いを受けたことはありません。一週間前、

名刺を持ってここに現れたなら、こんな扱いはされなかっただろうと、正直くやし

かった。



その後の回復期病棟も同じようなものでした。病棟の親しくなった看護師長さんに、

この話をすると「私もそう思っていて、指導もしているのですが・・・」という話

でした。


退院後しばらくしてデイケアに行ったのですが、一層ひどいものでした。


老人に対して幼児扱いです。優位に立って、幼稚園児の様に扱いやすい人間にしよう

といった「せんせい」風です。逆に通所者は社会経験豊富ですので、世話になってい

るスタッフに気遣い会話している。

 

 

それをいいことに、礼儀もなくタメ口以上の口を利き方をする。相手の言動の裏にあ

るものを読み取る「気づ」など皆無。これでは、対等なコミュニケーションは成り立

ちません。


介護スタッフには、介護技術だけでなく、湯本さんの様に、コミュニケーション能力

を是非高めてほしい。

 

それじゃ~また

 




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障害のある人の親なきあと (3)成年後見人制度 その2 [障害者として生きる]

 


今回は具体的に何が、後見人にできるのかを述べる。


 

前回同様、渡部伸さんの著書「まんがと図解でわかる 障害のある子の将来のお金と生活」から引用させていただく。




まんがと図解でわかる障害のある子の将来のお金と生活

まんがと図解でわかる障害のある子の将来のお金と生活

  • 作者: 渡部 伸
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2020/06/26
  • メディア: 単行本





成年後見人制度は、障害があってもお金の管理や住まいや福祉サービスの契約を一人でできない場合利用できる制度である。次のようなことをやってもらえる。


 





 


実際に、成年後見人になっている人は、配偶者・親族が 1/5、配偶者以外の専門職等が 4/5である。多いのは弁護士、司法書士、 社会福祉士である





我々は超高齢化社会に生きている。


 

加齢により、認知と判断力が衰えた時どうするかは大きな問題である。身内以外にも目を向ける成年後見人制度を知っておくことは大事であると思う。


 


 


それじゃ~また


 

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