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震災の時、無償でいただいたお米にびっくり [吠え!吠え!]


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▼それは阪神淡路大震災の時の事です。私は借りていた家が倒壊し、生後3週間の赤ん坊がいたため避難所にも入れず、田舎の実家に逃げ帰りました。


長女は私が卒業した田舎の学校に緊急避難で通わせました。

 


▼しばらくすると市の方から、震災の避難者に対して、お米の配給がありました。その前に市が様々な品の善意の提供を呼び掛けていることは知っていましたが、まさか自分たちにお米がいただけるとは思ってもいませんでした。


ありがたい!と最初は感激しました。でも、それはとんでもないお米だったのです。「あれ!?この米黒ずんでるやん!」とまずその色に驚きました。気を取り直して炊いてみましたが、これが信じられないくらい 不味い!! のです。


▼私たち家族も都会暮らしが長くなっていましたので、毎日おいしい米を食べていたわけではありません。スーパーで売られている普通の値段のコメです。特にうまいとかまずいとかは感じていませんでした。


ですが、この米のまずいさはとんでもないレベルでした。こんなまずい米食ったのは生まれて初めてです。


備蓄米として倉庫の奥深くに積まれていた古々古々米で廃棄処分もできない物を、いい機会だと無償提供されたように感じました。多分家畜のえさにもならないものでしょう。


▼それでも食べ物ですから捨てられず、何度も精米し直したり、もち米を混ぜ炊いてみたりと色々工夫しましたがやはりだめです。震災で落ち込んでいた気分が食事の度にさらに落ち込んでいくのです。これが人の本性か・・。


▼私は、頂き物のお裾分けなどで、人様に食べ物を差し上げるときには、まず味見する様に女房にはいつも言っていました。まずいものを差し上げるのは非常に失礼ですし、それが人間関係の亀裂を生むと思っていたからです。

 

不味いものだと侮られたと感じさせる、あるいはこちらがその程度の人間だと思われる危険性もあります。



▼この米を供出した人は、こんな古いものを善意(無償)で差し出して、いいことした気分になっているのでしょうか!?


相手の顔が見えない場合は、なんでもありなのでしょうか。そういえばこの近辺、生産者も体を悪くするほど農薬振りまいた野菜が、かって出荷されていたと聞き及びました。

 

何を贅沢なこと言っていると、逆に私たちは叱られなければならないのかも知れません?しかし家族5人で、毎日この米を食べるたび、皆の表情が沈み込んでいくのです、先行きが見通せない不安感の上にさらに気分が落ち込んで行きます。


▼能登半島地震の被災者の 方々が、おいしいお米食べておられること心から願っています。

 
それじゃ~また
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 【同病の三本松のおじさんの一言】
おっしゃってる話は、一度身に着けたような衣類、又家で不要になった食材を相手が欲しているわけでもないのに、いわば勝手に送り付けるのと似ていますね。相手を考える想像力なしです。最近このような人種が増殖中なのが気になります。

【返信】
今は、災害支援でも、フードバンクでも、品目も賞味期限等も細かく指定されますので改善はみられるようですが、逆に言えばそれしないと収拾がつかなくなるのでしょう。
 
 
 

 

 



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