渥美半島 伊良湖岬 [片麻痺でも旅がしたい]
うつ病復職者への容赦ないいじめと困難な再就職 [障害者として生きる]
【神戸新聞2023年6月8日】 |
◆人間の嗜虐性(しぎゃくせい)
整形外科医の山田 規畝子さんは、「もやもや病」という脳血管の原因不明の難病により三度の脳出血を経験されています。
その著書「壊れかけた記憶、持続する自我―「やっかいな友人」としての高次脳機能障害」で次の様に述べられています。
人間には嗜虐性(しぎゃくせい)があるからだろうか。最初は障害をいたわるような顔をしていて、突然ある時から、判断力の欠如から実行にもたついたり行動が鈍かったりする時、私たちに拳を振り上げるように暴言をぶつけてくる人たちが結構いる |
◆まさにその通りです、 最初はいい人ぶっていますが、自分に関係してくると途端に本性丸出しになる。 態度が変わる 言葉が変わる。 残念なことですが やはりそんな人もいます 。 ◆それにしても就職に関しては、何とかならないのでしょうか。一時(いっとき)生命力が著しく衰えた、心の風邪にかかったにすぎないのに、なぜこれ程問題と考えるのか?!残念で仕方ないです。 |
壊れかけた記憶、持続する自我 「やっかいな友人」としての高次脳機能障害
|
それじゃ~また
|
車イスの乗降 無人駅でも大丈夫 [障害者として生きる]
あぁ~身障者駐車場に次々と健常者の車が [片麻痺でも旅がしたい]
幼馴染それぞれの奮闘後 [吠え!吠え!]
◆ 昔から彼の私への見下し方は独特のものがあった。他の優秀なやつをやたら褒(ほ)めるのだ。 それで 私の方をじっと見て、お前なんか足元にも及ばないよというような顔をする。 反論すれば褒(ほ)められたやつをけなすことになるので、反論はできない。 ◆今日も やはり 幼なじみの T君 のことを褒(ほ)め始めた。彼は大手ゼネコンに勤めていて年収は1000万を超えていた。 今は退職して悠々自適の生活をしている。 俺の勤め先は、関西電力が親会社で、退職した今は、先輩から顧客を、ゆずってもらってノンビリ自営業をやっている。
◆お前なぁ~ 、俺は20年必死で自営業をやってきたが、年金は国民年金で低額。それに見ての通りの重度障害者で、仕事はできん。 そんな人間目の前にして、よくそんなことを言えるなあ~。 お前、生活苦しいんか?!満面の笑み浮かべ聞いてきた。 ◆わたしは反論の時が来たと思った。 同じ幼なじみの S 君は 地元の建設会社に勤めていた。 おそらく 大手ゼネコンのT 君の 年収の半分だったろう。 しかしそれは、大きなピラミッドである建設業界の一番 上の層と底辺層の違いだけで、能力に大きな違いがあったわけじゃない。
T 君をやたら褒めるが、彼が建設会社を自ら創業し、成功したなら別やけど、そうじゃない。高い収入は、大手ゼネコンという看板のおかげや。幼馴染を金の尺度で計るのは、よさんかい! それにしてもお前は、他人に対する思いやりのない人間やなあ~。人間関係に躓(つまずく)んも、それが原因やないか(結婚半年で離婚している)。 思わぬ反撃をくらい、「虎の威を借る狐」の彼はしゅんとなってうなだれ帰って行った。 ◆幼馴染それぞれの奮闘後 ちなみに大手ゼネコンのT君は定年前に、離婚しうつ病になった。いまも一向に良くならず。結婚した娘さんのいる沖縄に部屋を借りて年の半分はそこで暮らしている。 地元建設会社で専務だったS君は、会社倒産の数日前に自死した。地元の談合を仕切っていたそうだ。奥さんも同じ幼馴染だけに心が痛む。 |
|
◆初老にもなって、数少ない幼馴染を年収などで判断するなど愚の骨頂だ。お互い苦労を重ね、傷もそれなりに負って今があるのだから、いたわりあって生きたい。
|
|
それじゃ~また |
|