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7つの顔の男(3)・・またある時は、ただ瞑想するだけの人 [障害者として生きる]



 

生活時間の充実のためには、遠い過去や脳卒中で倒れたこと、将来の不安から開放されなければならない。


同病の人を、リアルやSNSで眺めると、自己顕示欲、攻撃的、ナルシシズムを感じる人がいる。特にSNSでは顕著だ、ちっともメンタルの豊かさが感じられないのだ。


病気が、いい方向に自分を変えるキッカケになっていないどころか、病気前の性格が一層色濃く出ている。もちろん私とて例外ではない。思い当たる節が大いにあるし、女房に指摘されることもある。


それで、半年前より体を弛緩させること、心を解放するために1日2時間程度であるが、瞑想に取り組んでいる。


スリランカやタイなどの東南アジアの僧侶(上座部仏教)の僧は、瞑想について余計な考えを立ち切ることで、知恵は自然とわいてくる」と言う。



初心者の私は、瞑想中に次々雑念が沸いてきて、正直これは、なかなか難しい。


しかし、半年たって、気がつけば、何十年悩まされたクラッシュバックする程の嫌な記憶は変化している。世間でよくある出来事の一つだと、距離が取れるようになった。長く苦しい旅の終わりが見えてきた。



この体験を通し、過去や障害にとらわれずに、「今の大切なことや人」に自分の力を注ぐとが重要なんだと、病後10年、遅ればせながら気づいた。

 

無我の見方―「私」から自由になる生き方(サンガ新書) (サンガ新書 64)

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それじゃ~また

 

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7つの顔の男(2)またある時は、スネに傷持つリハビリ男だぜ [障害者として生きる]




 

に強く身体障害を思い知るときは、


・公園やプールで自主リハビリするとき~1.5H

・ベッドやイス、床から立ち上がるとき~?H

・室内を移動するとき~?H

・トイレのとき~計1H

・お風呂のとき~0.5H


と時間的には案外少ない。トータルで1日4時間弱であろうか。ただ、立上りなど頻度の多い動作には、転倒しないよう注意を要する、この時は、おめおめ油断してはならない。


それでも障害者として転倒防止等に集中する時間は長くない。

それ以外は大いにリラックスしていていいのだ。


慢性期になってもなお「死に物狂いのリハビリ」をすべきだ などと考える人は、さすがに 少ないだろう。この時期は痙性や拘縮をコントロールしながら、あきらめず 少しづつの改善を目指すという現実的な路線に多くの人が変わっていると思う。


 だから精神的なリラックスと、身体の弛緩が非常に大切であり、休むのも仕事の内なのだ。


「 障害者であることは 、顔の一つ、生活の一部に過ぎない」となると、 その他大部分の 生活時間をいかに充実させていくのか、これにが結局大切になるということなんだろう。


ところがリラックス状態には、大敵がいる。


それは、余計な考えにとらわれることだ。特に悔やんでも仕方ない過去の出来事(スネの傷)や将来への不安がイケナイ、これを考えることで、自然、身体も硬くしている。


この「とらわれ」から己を解放してやる必要があるのだ。



それじゃ〜続きはま

 


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7つの顔の男(1)・・ある時は、障害者だぜ [障害者として生きる]



障害者であるをことすっかり忘れている。



そんな時が、一日の中でけっこうある。と、ふと気づいた。たとえば、私の場合を考えてみると


・ベッドで寝てるとき・・7H

・お気に入りイスに座ってpcや読書・・7H

・ベッドの背を立てテレビ見てるとき・・1H

・ヨーガマットで瞑想してるとき~1H

・ベッドでボディースキャンの瞑想してるとき~1H

・女房とご飯食べたり喋ったりしているとき〜1H


合計18H。一日の4分の3は障害のこと忘れて生活していることになる。


「ある時は△△、またある時は××、しかしてその実体は〇〇(本名)」


と7つの顔を持つ男は、多羅尾 伴内だ(昔の映画で、実際見たことはないがセリフだけは有名で知っている)



つまり、もうこの時間割合からして障害者としの私は、7つの顔の一つに過ぎないんじゃないかと思うのだ。



人生の途中で突然脳卒中を発病し、片麻痺障害と言う後遺症を負ったわけであるが、そのショックの大きさから、どうも、このことを大きく考えすぎている面がある。私もその傾向にある。


「しかしてその実体は~」は病気前も病気後も変わらない、〇〇という名の人間なのだ 。


夫、父親、△社の社員、ペットの△ちゃんの飼い主、と同様、障害者としての私も、七つの顔の一つに過ぎないのではないか。


今日、明日の命という、差し迫った病気ではない。毎日の動作は苦行だが重く考え過ぎるのは良くない・・10年過ぎて、そんな風に感じ始めた。



 それじゃ〜続きはまた

 

【同病の知人 三本松のおじさん】


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キャスター付きダイニング椅子が快適です。 [片手で使う道具・住宅改修]





私の片麻痺生活で、キャスター椅子は欠かせません。机からテーブルへの1m程度の移動(右写真 奥が机で、手前左がテーブルです)や、テーブルの上の、ちょと離れた所の物を取ったりと、車いすの様に健足でけって、ちょこまか移動し、毎日酷使しています。




2年前より、写真のダイニングチェアを使っているのですが、これが大変快適なのです。


ですが、毎日酷使しすぎて、半年に1度ほどねじが緩んでガタガするのです。それでひっくり返して六角レンチでねじを締め直していました。


ところが、少し前からキャスターの回転用の小さなベアリングが、ポロリ、ポロリとこぼれ落ちるようになったのです。そしてついに先日、タキャスターが突然外れた。前のめりにガクンときて、びっくりしました。



外れたのは1個だけですが、サイズを揃え体重が均等にかかる様、4個全部取り替える事にしました。

それでも、1個455円ですから、イスを新たに購入することにくらべれば、安いものです。


古い方は簡単に外れたのですが、問題は取り付ける方です。


片手でねじを持って片手でドライバーでねじ込んでいく。これはかなり難しく、手間もかかる。幸い次男坊が帰ってきていたので頼みました。


腰かけると、前に比べ、すこぶる滑らかで、軽快に動くのです。やはり専用のキャスターはいい。久々いい買い物でした。あとは耐久性があるかどうかです。


【参考】 片手でくぎを打つ


     カラーボックスにキャスター付けてみました





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それじゃ~また

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お金奮戦記(その9) 奮戦から心の解放に向かって<2> [脳卒中で廃業から、老後資金作り]

 


 


前回の続きで、最終章です。


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安易に人に頼らず奮闘する


 


お金の面で肉親や、友人・知人に安易に頼ろうとしなかったことも良かったと思う。


 

何より気力が萎えないのだ。自分でなんとかするしかない。現実から逃げられない。だから、障害を理由に無気力に陥る(おちいる)ことがない。


 


もちろん、女房・子供が側にいてくれたから、頑張れたのではあるが。


 


 


 

最近ネットで著名人による、現金プレゼントをありがたがる風潮がある。


 

知り合って間もないのに、援助してほしい、(成功したいので)人を紹介してほしいと言い寄ってくる人が、これまで数多くいた。


 

でも、それらの人で、その後、うまくいった人を私は知らない。


 





自力で奮闘することで、思いがけない良い展開が待ち受けている。今回も多くの幸運に恵まれた。その多くは人が運んで来てくれた様に思う。


 

実は、私はそんな経験を三度している。独立開業した後、阪神淡路大震災の後、そして今回だ。


 

やはり人は見ている。貴方という人を。


 

結局、「天は自ら助くる者を助く」なのだ。



今、苦境にある同病の皆さんに、このことを是非お伝えしたい。 つらいだろうけど踏ん張っていれば自ずと道は開かれる。




嬉しかったこと


 

長男が社会人になって何年か経った頃、女房に言ったそうだ。


 

「生活が苦しければ、いつでも仕送りするから。欲しいものがあったら、これからは俺に言ってよ」


 

そして別の日には「お父さんは、すごい人や」とこんなポンコツになった親父にも言ってくれた。


 

私たち夫婦の奮戦ぶりを見ててくれていたのだ。


 

この言葉で、救われた。ここまで頑張ってきて本当に良かったと思った。 


 


 


奮戦から心の解放へ


 

今年から、僅かではあるが、株式投資の収益の一部を障害者施設に寄付することを始めた。


 

障害者の仲間を支援するだけでなく、自分のためにもお金の良い流れを作りたく思ったからだ。


 


 

脳卒中で退院した後、お金の問題は緊急で重大な課題である。


 

だが長い間それにとらわれていると、心に曇り(歪み)が出てくる。いつまでも病苦から気持ちが解放されないのだ。


 


心の曇りを消し去り、クリアな青空を取り戻すためには、多少なりとも人の役に立つことが必要だと思う。


 

同病の仲間の為に奔走しておられる人で、実にいい笑顔をされている方がいる。


私はこんな人を心から尊敬している。


 

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ここまでお読みくださり、ありがとうございます。これで、このシリーズは一応終わりです。


 


 


なお株式投資に関しては、今年はコロナショック、米大統領選等で大変動しています。


これにどう対応し、結果どうなったかは、年末に報告したいと思います。


 

 


 


それじゃ~また


 

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