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脳卒中患者同士の集合知は、バカの壁をこえられるか [障害者として生きる]

 


 


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◆集合知とは、たくさんの人の意見や知識を集めて分析すると、そこからより高度な知性が見いだせるというものです。

 

それぞれの個人のA.B.Cの意見から、新たなDという、より良い意見が導き出せるという集団的知性のことです。

 

ネット社会の進展で、当初、最も期待されていた役割です。



◆脳卒中患者同士はネット上のブログランキングサイトや Facebook の患者グループに集まっていますが、これらの中に集合知が見出せるかどうかです。



◆その中には、「奇跡の回復」や「脳卒中からの完全復帰」などと称する知識自慢のベテランがおり、このグループを、リードすべく断定的な意見を主張します。

 

集合知を導くという意識より、自分の優秀さ、優位性をアピールするという動機が強く、結果、原理主義的になりミスリードしている気がします。

 

◆ランキングサイト側の仕掛けた罠に簡単に落ちて、競争させられることにより、患者同士の連帯が分断されることに、無自覚な人がいます。

 

これれは、ひとつの「バカの壁」といえます。



◆ある時ブログランキングサイトで「障害者は謙虚であるべきか」という議論が起こりました。数多くの人が参加して意見を戦わせました。

 

私も、これら意見をまとめ、あらたな集合知を生み出せないかと、記事にしたのですが、一旦感情的になった人たちの反応はありませんでした。

 

(集合の知)フローチャートを使いこれまでの「謙虚」議論を活かす。



◆物事を考えるというより、自分の意見の正当性をひたすら主張するという方が多いのです。

 

過剰な優越感や自己主張、幼児性のナルシシスト。実生活の無力感を埋めるため他者攻撃に終始するなど「バカの壁」を超えられない。

 

◆反面、非常に優秀な知性、経験を感じさせる人も脳卒中のブログにはおられます。

私もずいぶん参考にさせていただき、助けていただきました。

 

 

 

ブログ生活を続け、ネット上の患者同士のつながりの良さも弱点も見出せました。

 

 

 

【追伸】

 

脳損傷の部位や程度が人それぞれ「十人十色」である以上、リハビリに絶対はないと思います。事実これまでも「奇跡の治療」と呼ばれるものが、「磁気治療」をはじめこの10年でも数多く出てきましたが、万人に効果があるものではありませんでした。

 

だからからこそ、エビデンスに基づく研究論文や治療側の意見、実際の治療を受け効果があった人、なかった人等の多くの意見が集まることが大切であると思います。それを参考に自分の治療計画を立てればいいのです。互いを感情的に否定しあうのでなく、ネット上に集まることで、新たな知(集合知)が生み出されると思います。

 

 

 

それじゃ~また。

 
 
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同病の三本松のおじさんの一言


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