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- ◆片麻痺のリハビリについて、ネット上でも「死に物狂いのリハビリで良くなった」とか「奇跡の回復」との言葉も見かけます。それはそれで大変結構なことだと思います。
◆ただ私を含め大多数の人間は、現実的には長期にわたっての少しづつの回復を目指さざるを得ない状況に置かれていると思います。
◆そんな私達には別の視点、複眼も必要だと私は感じており、その思いがこのブログを開設するきっかけにもなりました。
- ですから上田敏先生の次の文章には大変共感しました
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回生を生きる―本当のリハビリテーションに出会って
- 作者: 鶴見 和子
- 出版社/メーカー: 三輪書店
- 発売日: 1998/05
- メディア: 単行本
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- 上田敏先生のお考え「目標指向的・積極的リハビリテーション・プログラム」のベースとなる考え方、コーピング・スキルズの紹介します。
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◇リハビリテーションは障害(というマイナス)を減らすことばかりを目指すのではなく、むしろ残された、または隠れてはいるが開発可能な機能や能力(というプラス)を引き出し増大させることに力点を置く「プラスの医学」である。
◇そのためには「機能回復訓練」(普通これだけが「リハビリ」だと誤解されているが)でなく障害による実生活上の様々な困難にうまく折り合いをて困難を困難でなくしていく技能(コーピング・スキルズ)の学習が大事である。
◇そしてそれに同時に心の中にある障害ともうまく折り合いをつけそれに負けないようにしていく心の(あるいは魂の)技能(心理的コーピング・スキルズ)の獲得が必ず伴っていなければならない。
◇私達は「機能回復訓練に」にとどまりがちな、本来の精神を失って形骸化した旧来のリハビリテーションから脱却して、初心に戻って再出発する必要を痛感し、それを「目標指向的・積極的リハビリテーション・プログラム」と名付けてその一層の深化と普及に努めているが、その重要なポイントの1つがこのコーピング・スキルズである。
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- ◆いかがでしょうか、私達にとり機能回復は最も切実な願いですが、皆で機能回復競争をしているわけではありません。障害の部位も程度はまちまちで、他人と比べられるものではありません。しかも道のりは長いです。
◆障害を負ったことにより、隠されていた能力が幸運にも顔を出すかもしれませんが、コーピング・スキルズを磨いて、それなりに楽しく暮らせれば、隠された能力が表出さなくてもそれはそれで良いと私は思います。ただ障害を糧とした心理的変容は必要かと思います。
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それじゃ~また
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【同病の三本松のおじさんの一言】
特別に恵まれた人以外、大半の人は生きていりゃあ人生のあらゆる場面で困難に遭遇すると、逃げるほかはその困難に自然に何気なく、折り合いみたいな妥協を付けているようです。そうじゃないと生きていくのがしんどいですものね。地についた人間は案外しぶとい気がします。
【返信】
「地に足つけている人間は意外としぶとい」同感です。庶民は生命力を持っていた。戦って折れるのではなく、いなしていく、これが肝要かと思います。庶民派は
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