ケアマネージャーに、経済的理由で自死も考えていると伝えるものでしょうか!?
以前、サービス担当者会議に関して、中途障害者に安易に目標を問うな
という記事をアップしました。
その中で、「万策尽きたら、死んで生命保険で親の責任を果たしたいという秘めた覚悟を、その場で言えばどうなるか!?」と書いたとき、「問題を共有する為に、ケアマネジャーなどの出席者皆に伝えておくべきだ」とコメントが入りました。
「それなのに、正直に心の内を明かさず、安易な別の答えをするのはいい加減だ」というのがコメントの主張でした。
まあ確かに正論です。ですが役に立つでしょうか!?
そもそも、介護者の集まるサービス担当者会議で、経済的問題が解決されると普通考えますか!?職業相談の専門家の集まりではないのです。
私がこんなこと実際に言えば、たぶん「また冗談言って(笑)」とスルーされるでしょう。
真面目な人が深刻な顔してこんなこと言えばどうでしょうか。
私の経験に即して言えば、死んだ人は他人に死ぬとは一言も言いません。突然いきなり死ぬのです。ですから、会議で死ぬ可能性を告げる人があれば、まだ何とかなる可能性があります。
問題は多くの中途障害者が、経済的理由で「死」を願い、そして深い悩みの最中には、誰にも何も告げないのことです。病後鬱などの症状もあり、雄弁に喋る気力も失くしている。
経験された方はお解りになると思うのですが、身体が溶ける様に気力を失くし、本当に苦しいのです。
ケアマネジャーなど担当者は、患者が経験してきた心模様や無言の想いに対する想像力が必要で、安易に「目標」など聞くなというのが私の論旨です。サービス担当者会議は、表面的でなく、もっと患者に寄り添い進めて欲しいのです。そうでなければ信頼は生まれないですし、本音を引き出すこともできません。
その疾患の事を、何も知らない人間が、日々苦しんでいる当事者にアドバイスしようとする。そんな滑稽な会議だけは勘弁してほしいです。
それじゃ~また