Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
SSブログ

リハビリの常識を疑ってみる(2)「踵(かかと)着地か、べた足か」、「頑張って動かすか、力を抜くか」 [リハビリ、入院・通所]

b2345cafb2f24f915b2d87c9b41cc406_s (1).jpg

 

 


◆これまでリハビリ病院等のセラピストに数多くアドバイスを受けてきました。歩行に関しては主に健常者の歩き方と比較して、その違いの指摘です。中でも麻痺側の欠点を指摘され、そこを修正するようアドバイスされます。ですが修正のためのハビリ方法を具体的に提示されることは殆どありません。


◆特に私が強く感じたのが、踵(かかと)からの着地です。私はベタ足で踵から着地していないと、これまで多くの PT( 理学療法士)から指摘されてきました。


私もアドバイスに従い何年にもわたって踵着地に取り組みました。それで多少はできるようになったのです。

しかし、それで歩行が多少楽になったとか、スピードが増したかといえば、そんな効果はありませんでした。


◆そこで、ナンバ歩きなど古武道を基礎とするような動き方、歩き方を学んでみると、楽に、素早く動くためには「ベタ足」が基本になっているのです。


またスポーツの世界でも、最近は、踵着地一辺倒から、べた足が見直されるようになっています。マラソンやバトミントンなどです。



◆幼いころから訓練されてきた西洋式の歩行は、片麻痺のリハビリにおいても正しいのか?

麻痺側を訓練するのが効果的なリハビリなのか、筋力をつけることや、筋を伸ばすストレッチは正しいのか?次々疑問が生まれました。



◆もう一つ大きな違いがありました。リハビリはどちらかといえば、健常者歩きを目標に「頑張って動かせ」という教えなのです。

セラピストによるストレッチは多少ありますが、基本、健常者動作を目標に、頑張って関節や筋肉を動かしなさい、なのです。


◆所が、重度の脳卒中片麻痺の場合、頑張ると、筋緊張が高くなります。

歩行では、腕がくの字に曲がりが、抱え込む様に上がってしまうのです。こうなると動きは極端にぎこちなく不安定になってしまいます。ですから筋緊張は大敵なのですが、これに対する指導が十分なされないのです。結果、多くの人がボトックス治療を受けることになります。


◆これに対して、ナンバ歩きなのど古武道の教えは、緊張する場面で、いかに楽に素早く動くかが基本です。戦場を想定している訳ですから。


そのためには体をリラックスさせて、体の力が抜けているかが重視されるのです。身体の使い方、力を抜く方法が色々と研究されています。




◆とにかくリハビリ方法を、ゼロベースでやり直そうと考え始めました。それで、春ごろより様々な古武道を基本とするようなの動きを書物等で学び、色々試行錯誤しています。




nice!(9)  コメント(2) 
共通テーマ:健康