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教育の失敗(1)しつけ

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近頃、小さな我が子を虐待するなど悲惨な事件を数多く耳にします。我が子が連れ子のケースも多いです。


私は親が、躾(しつけ)と称して子供を虐待することの記事を目にするたびに親自身はどのように育てられたのかが気になるのです。


たぶん親に殴られて育てられたような気がするのです。親自体がしつけ教育を受けていないか、正しく教育されずに育ったはずです。


今回外山滋比古著の「失敗の効用」よりしつけ教育に関する記述をご紹介します。

 

失敗の効用

失敗の効用

  • 作者: 外山 滋比古
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2011/02/02
  • メディア: 単行本

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◆  戦後で一番大きな毒害を流したのは自由病であろう。猫も杓子も自由の熱に浮かされ、あらぬことを口走りうるさいことになった。 独力で手にした自由なら威張っていい。転がり込んできたようなものに価値のあるわけない。


◆「 自由にのびのび育ててあげたい」小さな子の教育方針を聞かされた親たちは口を揃えるようにそういったものである。


厳しいしつけは、古臭い。学校の細かい規則は自由を侵すからいけないもの、と決めつけてしまう。


しっかりした信念もなく、自らもいくらか自由病にかかっている教師が同調して、 校則自由化で大騒ぎする。 校則が少なくなって退屈に思っている子供がいるなどとは夢にも考えない。


◆子供は、子供だけでなく人間皆そうだが、攻撃本能を持っている。早口いうちにその牙を抜いておかないと厄介なことになる。小さな決まりを作りそれを破らせる それで攻撃本能を抑えるのである。


◆ 大人がうっかり忘れるといけないから、子供には反抗期を持っていて、やたら反抗、言うことを聞かない のびのび教育を望む親たちは 反抗期をなくしたと言って喜んでいる。


誤りだ。 はけ口を失った攻撃本能のエネルギーは内攻、蓄積、ついに爆発する。いい子が暴力を振るい、大罪を犯してマスコミを喜ばせる。それを自由と思う人は少ない。 自由やよし、されど与えられた自由は危険、百害あって一利なきに似たり。


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私は、幼い自分の子供達に、強制的に武道をやらせてきました。


身体をぶつけ合うことで、攻撃性を体感する。恐怖も、それに打ち勝つことも身に付けさせるためです。強くなれば、他人をむやみに攻撃しなくなります。幼いうちにこそ鍛錬し身につけなければならないのです。


自分の好きなスポーツ、団体競技は中学になれば、自由にやっていいといってきました。

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オス・ライオンは、新たなメスを獲得する時、メスの子を皆殺しします。子育てするメス・ライオンにとってオス・ライオンが最も警戒すべき相手なのです。

 

人間も、元々攻撃性を持つ肉食系の動物ですから、当然こんな面持っているのです。このことも知っておかなければならないのです。


若く簡単に離婚し、また子連れで再婚する。再婚相手が、我が子を攻撃しないかどうか、まず考えなければならないのです。


人間は知能が発達した高等動物だから、野獣と同じではないなどと考えて居るのでしょうが、甘いとしか言いようがありません。しつけされていない人間は、野獣と一緒です。

 

 

それじゃ~また


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