片麻痺の喪主 葬式当日(2) 会葬者への対応 [障害者として生きる]
家族葬ですけれど、この地域では、それを無視(?)して、式場にも来る人がおられます。
事前に 葬儀会社の担当者の人のアドバイスがあり、会場に多少席を準備しました。もし ある程度の数の人が来れば、喪主挨拶もするということにしました。
式が始まる30分前に、一応受付で立っていると、やってきましたぞろぞろと。この人たち、弔意のお言葉がまた長いのです。10分も受付でしゃべっている人までいます。嫌になった私は、姉と女房に任せて椅子に座っり込みました。「ちょと体を悪くしているもので・・」と杖をこれ見よがしに見せつけておきます。まあこれで座っていても怒らんでしょう。
いよいよ式が始まりました。一般会葬者の焼香の時には、喪主は立って 一人一人に頭を下げなければなりません。これが私には結構きつかったです。立って頭を下げる練習を事前に多少したのですが、やはり10人を超えると辛いものがあります。一般の葬儀なら100人程度は来たはずですから、家族葬にしておいて本当に良かったです。
いよいよ最後に 喪主挨拶です。私は、女房に隣に立ってもらい挨拶を始めました。調子に乗ってペラペラしゃべったら、途中で合図するよう女房に頼んでおきました。受付ではあまり喋らなかった体の不自由そうな人間が、マイクを前にしたとたん、今度はペラペラと喋るので、参列者が不思議そうに私を見ています(笑)
それじゃ~また。