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「私で最後にして  ナチスの障害者虐殺と優生思想 」藤井克徳著 [お勧め本]

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わたしで最後にして: ナチスの障害者虐殺と優生思想

わたしで最後にして: ナチスの障害者虐殺と優生思想

  • 作者: 藤井 克徳
  • 出版社/メーカー: 合同出版
  • 発売日: 2018/09/05
  • メディア: 単行本
  • この本は、bpd1teikichi_satoh さんのブログ「年輪の会のブログ-2で教えていただきました。まず帯や前書きをご紹介します。


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 歴史上障害のある人たちは社会から抹消されてきました。


 

ナチスによる「 T 4作戦」はその象徴的なものです。 その根幹にある優生思想は「 理想の社会は強い人だけが残り弱い人は消えてもらいましょう」という考えです。


 

これは決して過去の話だけではありません。私達の日本社会にも深く潜み、今も時々頭をもたげてくるのです。


 

例えば「 重度障害者は生きていても仕方がない。安楽死させた方が良いい」とした2016年7月の「やまゆり園事件」もこの優生思想と深く関係があります。 また日本の優生保護法の下での強制不妊手術の問題 なども優生思想が生きている証拠です。


 


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障害者を劣った存在として社会から抹消しようとする考え。


 


格差が広がり余裕のなくなった社会で、だれもが社会から消される恐怖を感じ始めた時、自分よりさらに弱いものを見つけ出し差別し、抹消しようとする。


 


これは、相模原障害者施設殺傷事件の背景にもあると思います。


 


さらに、多民族の混合された「市民国家」から、単一民族による「民族国家」志向が高まる中、この偏った考えがさらに広がる恐怖を感じます。


 


それじゃ~また


 

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