拘縮ケアを学ぶ(1) [障害者として生きる]
私の記事の中では比較的よくご覧頂いているのが、痙性(けいせい)や拘縮(こうしゅく)関連の記事です。
慢性期の私も、最も注意を払っているのが、この痙性や拘縮です。
そこで、前にも紹介させていただいた理学療法士の田中義行先生の監修されている「写真でわかる拘縮ケア(ナツメ社)」に再登場していただき「拘縮ケアを学ぶ」と題し何回かに分けてご紹介します。 非常にわかりやすくポイントが抑えられ最適の教科書です。
そこで、この本から、引用させていただきながら、もう少し詳しく拘縮ケアについて学んでみたいと思います。本文と写真を引用させていただき一部編集してお伝えいたします。
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神経性拘縮で多いのが、脳卒中の後遺症である片麻痺です。
これは半身に麻痺がが生じ、体のの使い方に偏りが出て、麻痺側が緊張しやすいのが特徴です。
医療的リハビリテーションでは、麻痺していない側の手足を上手に使い、生活面での困難をなくしていきます。
しかしこの時、努力のあまり麻痺していない側を酷使しすぎてしまうことや誤った使い方(誤用)をしてしまうことにより、過用症候群、非麻痺足の変形性膝関節症などを引き起こすことがあります。
さらに非麻痺側の使いすぎは麻痺側の筋肉を硬くし、拘縮を引き起こします。
それじゃ~続きはまた。