薬師丸ひろ子 Woman"Wの悲劇"より (2013年10月) [映画・音楽・美術]
薬師丸ひろ子 Woman"Wの悲劇"より (2013年10月)
棺(ひつぎ)もL字型配置のご夫婦 [障害者として生きる]
ケアマネさんから面談日に、こんなお話をお聞きしました。ケアマネさんが担当されていたある高齢夫婦のお話しです。
それによりますと、今年の夏に、88歳の妻が病院でお亡くなりになりました。親族が駆けつけ悲しみにくれていると、そこに別病院に入院していた89歳の夫の方が危篤になったという連絡が入ってきました。それまで比較的元気に入院生活を送られていたのに、えらく急です。結局翌日には夫の方もお亡くなりになりました。
このご夫婦は一つの部屋で頭同士をくっつけた L 字型にベッドを配して暮らされていました。一日中、ブツブツとおしゃべりになっていたそうなのです。
頭同士をくっつけておられたのは、耳が遠くなってきたという事情もあったそうなのです。それが原因で結構喧嘩にもなっていたようなのです。圧倒的に奥さんが優勢だったそうです。
それでも仲の良いご夫婦で、すぐに仲直り、元通り会話されていたそうです。今回別の病気で違う病院に入院となっておられました。
ケアマネさんが、通夜に行ってみると、何と棺(ひつぎ)まで、 L 字型に配置されていたそうです。もちろん翌日の葬儀も一緒、灰になるのも一緒です。
何か奇跡のような話です。私もこうありたいものですが、そんなに都合よく行きますかどうか。
それじゃ~また